今年も東赤石タカネバラ山行、その７、ロックガーデン
トラバース道を権現越から歩いたのは２年前、０８年の７月５日です。
このときは雨がひどくて、特に権現越では何も見ることが出来ないほどの強い雨で、稜線経由で登るのは無理なので、トラバース道経由で東赤石に登ったのでした。
タカネバラやイワキンバイが咲いていたのは記憶にありますが、なにしろ天気が悪すぎて景色や花を楽しむ余裕がなかったのです。
ですから、今回はじっくりと一人で楽しみたいものです。
トラバース道に出た途端に、少し年配のご夫婦にお会いして、「ピンクの花はなんでしょう？」こ尋ねられました。この時期に東赤石に来られる方は、皆、タカネバラ目当てかと思いましたが、そうでもないんですね(^_^；
トラバース道は、まさにロックガーデンでした。あちこちに、岩をバックにイヨノミツバイワガサやタカネバラが咲いています。
コウスユキソウが群生していますが、花のは残念ながらちょっと早いです。
先ほどまでガスっていて展望がなかったのに、一瞬、山頂がぼんやりと見えました。
キバナノコマノツメも１輪だけ咲き残っていましたが、葉はものすごく多かったので、もう少し早い時期なら、たくさん咲いてるに違いありません。
イワキンバイとタカネバラの華やかなショットです。
岩の向こう、断崖絶壁をバックに咲いているタカネバラ・・。
イワキンバイはあちこちに咲いていました。
山頂方面はガスっていますが、まさにロックガーデン風で、素晴らしいです。
去年歩いた北アルプスの朝日岳の水平道を思い出しました。
タカネバラとイヨノミツバイワガサのツーショットです。
トラバース道にもこんなにたくさん咲いています。
一人でこれを見るのはまさに贅沢以外の何物でもないですね。
トラバース道を振り返ったところです。
２年前に通ったときの記憶が断片的にしか残ってなくて、今回はえらく長く感じました。
これはマルバイチヤクソウの葉でしょうか。
前にも葉は見てるのですが、花はまだ見たことがありません。
岩場をトラバースした向こう側にこんなに見事にタカネバラが咲いています。
岩場を通過した後で、振り返って見るタカネバラ。
橄欖岩の色がしっくりきます。
カメラを引くとこんな具合です。
ここの岩は赤ペンキも何も塗られていませんので、要注意。
岩の隙間から出てきて、まさにイワキンバイです。
ピンクの一際濃いバラです。
ところどころに、こういう木製の橋がかかっています。
コウスユキソウがここに来て初めて花芽をつけたのを見ました。
標高がかなり低くなったということでしょう。
こちらは少し色の淡い花。
この辺りはどういうわけか小さめの株が多かったです。
雪倉岳の下りで見たタカネバラを思い出しました。
それにシコクギボウシもこの付近で花芽を上げていましたが、鹿か何かが花芽を食べているようでした。
シラヒゲソウの見事な株・・。
トラバース道はかなり花が多いと思いました。
東赤石らしいショットです。
しばらくフジイバラを見なかったのですが、分岐の直前で見かけました。
１４時２３分、ようやく、稜線からの道と合流しました。
三角点から直接下ったほうが時間的にはかなり早かったと思いますが、トラバース道の花の様子が良くわかって、これも１つの収穫でした。
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