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2010-08-20

石鎚山系にキレンゲショウマを見に行く、その5、ハガクレツリフネ

丸滝小屋からしばらくはヒカゲツツジやシャクナゲが初夏には見事に咲く、岩場の多い道となります。

鉄の桟道がつけられていて、ところどころイワカガミなども咲く道です。

P8151172

P8151146ボケボケもいいところですが、ヒメキンミズヒキの花も咲いていました。

我が家の庭にはキンミズヒキがかなり前から咲き出しましたが、の山で見るヒメキンミズヒキは今年のお初のように思います。

やはり初秋の花と言って良いでしょうね。

P8151182 ミヤマタニタデの小さい花が咲いています。

小さな白い花で、よほど花が好きでないと見逃しそうな花ですね。

P8151189 ちょっと同定に困るようなホトトギスが咲いていました。

その場ではヤマジノホトトギス?と思いましたが、画像を見るとヤマホトトギスのように思えてきました。

P8151195 しかし、四国カルストで見たような一見してすぐにヤマホトトギスとわかる個体ではなく、両者の中間的なもののようにも思いました。

P8151201siranesennkyuu セリ科の花も見分けが難しいですが、花期から言うとシシウドで良いのでしょうか。

あちこちで見かけました。

P8151216nagasakiotogiri こちらは分岐が多いので、ナガサキオトギリのようです。

夏場の花はオトギリソウの仲間といい、セリ科の花といい、同定に悩む花が多いですね。

P8151234aozora 鬱蒼とした樹林帯を歩くのですが、時おり、樹林の間から真っ青な空が覗いています。

筒上の尾根道と巻き道との分岐では巻き道を進みます。

今回はキレンゲショウマが目的なので、尾根道は通りませんが、ゴヨウツツジの時期にはしんどくても尾根道を歩くと綺麗です。

P8151215hagakureturihune 小さな沢があって、近くではハガクレツリフネが沢山咲いていました。

ハガクレツリフネは今年の初見でした。

P8151243 花序が葉脈から下垂している様子がなんとも面白いです。

四国の山では普通に見かけますが、本州の山ではほとんど見られないようですね。

P8151263 咲き方も面白いですが、花の色が淡い紫で、そんなところも気に入っています。

P8151240 ウスゲタマブキは生憎とまだ花芽でした。

P8151225reijinnsou_haname レイジンソウもまだ花芽でした。

P8151278

オタカラコウもところどころで咲いていました。

P8151280 10時40分、名野川への分岐を通過しました。

分岐の印は木の幹に巻いてある赤いヒモだけです。

P8151360 この花芽は、サラシナショウマの花芽です。

P8151396 オオマルバノテンニンソウはあちこちで群生していましたが、花の時期にはまだ早いらしくて、この画像は特に早く咲いていた株の花です。

コメント

keitann様 こんにちは
そろそろこの記事あたりでキレンゲショウマがお出ましかと思いましたが、気を持たせてくれますね。
いえ、そうではなくて、それに到る前に豊富な植生で、次から次に草花がどんどん立ち現れてくるというのが間違いない表現ですね。
今回の記事だけでも11種類です。初めてみるものもあり興味しんしんで読み進んでいます。(レス不要です)

ぶちょうほう様、石鎚山系は山野草の種類もかなり豊富で、春にはツツジの仲間が咲き誇り、夏にはキレンゲショウマを始めとする野草の類が多いです。
秋はリンドウも多いコースでした。
四国の固有種の花も多いですよ。

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