8月初旬の東赤石、その6、コオニユリ
花芽が美しい花も結構ありますが、このコオニユリの花芽の美しさは絶品でした。花芽の先は色が淡くて、元のほうに行くに連れて、色が濃くなっています。
今までコオニユリは幾度となく見ていますが、こんなに綺麗だと思ったことは初めてでした。
標高の高い場所だからか、それとも栄養分の乏しい橄欖岩に咲くからでしょうか、良く見かけるコオニユリのようにたくさんの花芽をつけることなく、たった一つの花芽しか上げてないからかもしれません。
水滴をまとった姿がなんとも素晴らしかったです。
花弁がくるりと強く反転している様子がまるでカノコユリのようで、コオニユリでこれだけ強く反転しているのはあまり見かけないように思いました。
東赤石でコオニユリを見た記憶が飛んでいたので、これが初めてかと思いましたが、03年に子供達と登ったときのアルバムに、コオニユリの画像を入れてありました。やはり、人の記憶力ってあてにならないものだと感じました。
シコクママコナもこの時期、東赤石で見られる花の1つですが、この日も何とか数株、開花株を見ることができました。
ヒロハヘビノボラズの花は6月初めに来たときに綺麗に咲いていたのが、8月初めにはすでに実になっていますね。
この時期、可愛い花を見せてくれるはずのコカラマツも雨のためにくしゃくしゃで、残念でした。雨で綺麗に見える花もあれば、雨の時には綺麗でない花もあります。
山頂付近には咲き残りの花もあったかもしれませんが、この雨では山頂には勿論行きません。
オオヤマレンゲの幼木も見かけましたが、開花までには後何年かかるでしょう?
東赤石にはリンドウもたくさん咲きます。
雨は断続的に降ったりやんだりして、トラバース道は水溜り状態の箇所もあったりで、決して歩き易い状態とは言えません。
我ながら、酔狂な人間だと思わざるを得なかったですが、それでも、この後も見るべきものはたくさん見られたのでした。
keitann様 こんにちは
下のナヨナヨ嬢とカキラン君を楽しんで、こちらに入ってきました。
仰言る通り、コオニユリのつぼみのグラデーションは目を惹きつける物がありますね。
雨の中で咲いた姿も初々しさを感じて好印象です。
雨の山を歩くのは写真を撮る身にとっては面倒なことですが、そこはそれ・・・・そういうときにしか見られない景色もありますね。
今回はみずみずしい眺めを見させていただきました。
投稿: ぶちょうほう | 2010-08-12 11:45
ぶちょうほう様、こんにちは。
ナヨナヨコゴメグサ、カキラン、コオニユリとこの辺りはなかなか楽しい
散策道でした。
雨が降っていても、こんな綺麗なものを見つけるとテンションが急に上がるから
現金なものですね。
コオニユリはこの花芽を見られただけでも、この雨の中、ここまで上ってきた甲斐が
あったと思えました。そのぐらい美しかったです。
そうですね、雨の中、カメラを出したり仕舞ったりは、気を使いますが、それにも
まして、美しい情景を撮ることが出来たら、自分が雨に濡れるぐらいはなんともないと
思えてきますね。
投稿: keitann | 2010-08-12 14:49