秋晴れの梶ヶ森を歩く、その5、タカネハンショウヅル
山頂には、思ったよりたくさんの人がいて、ちょっと驚きました。
梶ヶ森は山頂まで車で来ることが出来るので、バイクや車で来る人も多く、またこの日はキャンプできている人も多かったようです。
下りは、車道を下ることにしました。
同行のKさんの視線の先に剣山系が見えています。
恐らくあの高い峰々の向かっていちばん左が牛ノ背で、いちばん右が石立山だと思いました。
その丁度中ほど一番奥に見えているのが剣山、そして三嶺もしっかり見えています。
私は近いものはからきし見えませんが遠くだけははっきり見えます(^_^;
素晴らしい眺めを見ながらの下りは楽しいものでした。
車道沿いに咲いていた模様のはっきりとしたシコクフウロ・・・。
最後の花でしょうか。
天狗の鼻に誰かがいらしたので、絶好のシャッターチャンスです。
梶ヶ森には今まで10回近く来ていますが、こんなに素晴らしい展望は初めてなので、ゆっくりと最後に下ります。
草刈に遭ったか背の低いヤマジノホトトギスが一輪だけ咲いていました。
ずいぶん色白の花ですね。
駐車場付近で群生していたコメナモミがここでも1株だけ咲いていました。
9月の下旬だというのに、まだまだ綺麗に咲いているノリウツギです。
明るいところなので、撮影し易くて助かりました。
シコクママコナも香川では薄暗いところに咲いていることが多いのですが、梶ヶ森では車道の傍らに咲いている株は、撮影が楽でした。
この日の梶ヶ森を代表する花かもしれません。
タカクマヒキオコシも小さな群生で咲いていましたが、これは画像が失敗しました。
Tさんがタカネハンショウヅルをみつけてくれたので、大喜びです。
何と言ってもこの日のお目当ての花の1つです。
まだまだ咲き始めで、花芽がたくさんありましたが、花芽も可愛いです。
秋に咲くハンショウヅルの仲間で、四国の山には多く見られます。
タニソバも地味ではありますけど、うっすらピンクの花が可愛いですね。
アケボノソウの花にはよくアリが蜜を舐めに来ていることが多いのです。
梶ヶ森のいいところは、車道沿いに歩くだけでも、花がいろいろと見られるところです。
keitann様 今山行のお目当ての花と出会われたのでこちらにもコメントさせてください。
まずはおめでとうございます。
小生はこの花に滅多に出会いませんので、質問ですが、この花の咲く時季は今頃なのでしょうか?
普通のハンショウヅルはもっと早いですね。
また白馬大池のそばで出会ったタカネハンショウヅルでももっと早くに咲いていたような覚えがあります。
それにしても渋い姿で素敵ですね。
ますます好きになってしまいます。
秋の草花がいろいろ出てきて、素敵な時を過ごされましたね。
投稿: ぶちょうほう | 2010-10-02 13:59
ぶちょうほう様、こちらの記事にもコメントを寄せてくださり、ありがとうございます。
タカネハンショウヅルはもともと花の時期が8~10月となっているようです。実際、私が山でこの花を目にするのも9月から10月にかけてがほとんどです。
四国にもシコクハンショウヅルというのがあるそうで、こちらは初夏に咲きますし、私が愛媛の山で見たハンショウヅルも6月に咲いてました。
シロバナハンショウヅルは4月に咲きますし、トリガタハンショウヅルも春まだ早い時期に咲きますので、四国に咲くハンショウヅルもいろいろです。
白馬大池にもタカネハンショウヅルが咲くのですね。
白馬大池は標高が2400ぐらいでしたか・・・標高が高いだけに秋も早くやってくるのでしょうか。
タカネハンショウヅルは四国の山では身近な花ですが、色もピンクや紫、白などいろいろあって綺麗ですよ。
梶ヶ森は簡単に登れて、そのうえにいろいろな花が見られるので、秋には一度は行きたい場所になっています。
投稿: keitann | 2010-10-03 10:44