上京ついでの陣馬山登山、その3、明王峠
矢の音からもあまり人に出会うこともなく、静かな歩きでしたが、明王峠に向かっていることがはっきりしたので、後は花を楽しみながらのんびりと歩きます。
帰宅してから、歩いたコースを地図中で確認しましたので、ここにアップしたいと思います。
藤野駅を起点として、期せずして周回コースを辿ったことになります。
ポピュラーなコースを辿れば4,5時間コースだったようですが、結局、7時間の歩きとなりほぼ1日コースとなりました。
矢の音を過ぎて間もなく、綺麗なピンク色をしたアザミみたいな花を見かけました。
つい先日、四国の山でも花こそまだ咲いていませんでしたが、タムラソウを見たばかりだったので、もしやと思い、全体を見回したところ、トゲがありません。
ということはタムラソウのようですね。
何より、綺麗なピンク色が印象的でした。
でも、この日、見かけたタムラソウはこれ1株きりだったので、株数はそう多くはなさそうです。
またクサボタンの株も見かけましたが、まだ花は咲いていませんで花芽でした。
クサボタンというと北アルプスや南アルプスの麓で7月に見かけるのですが、この陣馬山のクサボタンとアルプスのクサボタンは同じ種類なのでしょうか?
四国ではツクシクサボタンしか見ることが出来ないので、普通のクサボタンについては、どうもよくわかりません。
ヤマホトトギスはその後もあちこちで見かけることが出来ました。
矢の音を越えてしばらくしたら、ようやく向こう側から歩いてくる人に出会うようになりました。
しばらくすると、一旦、車道との出会いを通過します。
ここが明王峠かと思ったら、向こうから歩いてきた人に峠はもう少し向こうだと教わりました。
なにやら石がたくさん積まれているのが目にとまり、こんあところにケルン?と思ったら、石投げ地蔵というそうです。
12時7分の通過でした。
武田信玄だの北条だの、いかにも関東の山を歩いているのだという実感が出てきました。
四国の山ですと、弘法大師や平家や源氏だののいわれなどが良く書いてありますが、関東の山は登られるようになってからの歴史はまだ浅いのでしょうね。
この辺りまで来ると、行き交う人もずいぶん多くて、中にはトレイルランをされたりマウンテンバイクで通られたりしている人も多く、さすがに都会に近い山だということを感じずにはおれません。
峠には茶店もあるようでしたが、この日は茶店は閉まっていました。
少しだけ休憩をしたら、今度こそ陣馬山目指して出発です。
明王峠からは道はずいぶん広くなっていて、大人3人が横になって歩けそうな幅です。
4年前の大菩薩嶺でも道幅の広さに驚きましたが、昔の街道にもなっていたのでしょうか。
道沿いにはところどころでホソバシュロソウらしき花が咲いています。
四国の東赤石山ですと8月初めには見かけるのですが、陣馬山は標高が低いので、9月に咲くのでしょうか。
keitann様 こんにちは
地図で追ってみますと、確かに明王峠の前で一度林道と交差しますね。
そんな地理条件ですので、マウンテンバイクもお出ましになるのでしょうね。
以前乗鞍の山頂までマウンテンバイクを持ち込んでいた大学生の集団がいましたが、いったんは下火になったもののまたぞろ流行り始めたのでしょうか。
あれは結構苦になりますね。
尾根歩きの中でちょぼちょぼと草花が出てきますね。
投稿: ぶちょうほう | 2010-09-20 10:18
ぶちょうほう様、こんにちは。
マウンテンバイクは四国の山でも何度か見かけましたが、あれは山の植生にとってはあまり良くないでしょうね。
都会に近い山には何百人という人が入りますから、トレイルランなど通常の山歩きには飽き足りない人もそれだけ多いということでしょう。
この日の陣馬山の人出は、田舎の私にしてみればずいぶん多いと感じましたが、友人に言わせるとこれでも、この日は少なかったそうです。
静かな山ばかりを歩いていると、あまり沢山の人が歩く山は辛く感じますが贅沢というものでしょうか。
投稿: keitann | 2010-09-20 14:37