秋晴れの梶ヶ森を歩く、その4、アケボノソウ
まだまだ花芽が多くて、なんとか2輪だけ咲いていました。でも咲き始めの姿は可憐で良いですね。これから、何度も見る機会があることでしょう。
天狗塚や牛ノ背の姿もはっきりとわかります。
山頂に行くのが楽しみです。
キャンプ場の直ぐ手前に、龍王の名水へと下る道があるので、名水に立ち寄ることにします。
名水に咲いていたコフウロです。
ゲンノショウコの白花と良く似ていますが、花が一回り小さくて、葉の形も違います。
オタカラコウも咲いていて、時期がもう少し後なら、シコクブシやアサマリンドウも咲いていたと思います。
画像を撮り忘れましたが、ここの名水は美味しいんですよ。
梶ヶ森山荘のコーヒーはこの名水で入れたコーヒーだと聞いています。
天狗の鼻方面へは、龍王の名水から野山道を登りました。と言っても、ほんの5分ほどの道のりです。
天狗の鼻の手前は開けた場所に成っていて、ここがキャンプ場です。
この日は三連休の中日とあって、子供連れのキャンプの人が、結構いました。
いつもは平日に来ることが多く、キャンプ場で幕営している人も見たことがなかったのですが、やっぱり休日は賑わうものですね。
眺めが良いので、ここでお昼休憩にしました。
陽射しが強くて、じっとしていても暑いぐらいですが、見晴らしが良いので、気分爽快です。
鉄塔が立っているのが山頂方面です。
山頂とは反対方面は崖になっていて、はるか下に、車を停めている駐車場が見えています。
肉眼では私の車がはっきり見えていますが、画像では杉の木立の中に一ヶ所、切り開かれた場所が見えるのが駐車場です。
ここから駐車場が見えることを初めて知りました。
崖になっている場所で、ふと横を見ると、ホツツジが可愛く咲いています。
ホツツジは今年はこれが最初で最後の出会いですね。
四国の山では寒風山で見たことがありますが、梶ヶ森にも咲くとは意外でした。
笹の中に、リンドウがここでも1輪咲いていました。
天狗の鼻からキャンプ場に取って返すと、山頂への山道がついています。
わずかに紫がかったシロヨメナが可憐でした。
以前来たときは、もっと咲いていたシコクフウロが一輪だけ咲き残っています。
夏の名残花ですね。
今年はまだ一度も見ていなかったツルリンドウを、ようやく見ることが出来ました。
いつもの年なら、8月末にはどこかの山で必ず見ているのですが・・・。
標高は1400mにわずかに足りない1399.6mなんですね。
keitann様 こんにちは 小生の憲法では1399.6mの場合は小数点以下を四捨五入して1400mと表記することにしています。
どちらにせよ、諸誤差などが含まれていたりしますから、なるべく大雑把に・・・という意識が働いてしまいます。
ともあれ比較的低山であり、この辺の高さゆえに植生が実に豊かですね。
秋の野山を散策する楽しみにどっぷり浸かり込める良い場所なんですね。
投稿: ぶちょうほう | 2010-10-02 13:52
ぶちょうほう様、おはようございます。
夕べは、遅くまで友人と電話していたので、お返事が遅れてしまい申し訳ありません。
梶ヶ森は、登るときにはいつも、「1400mに少し足りなかったっけ」と思うのですが、たった40センチ足りないだけなんですね。
山頂に立ってる私達の目線は1400m越えしているというわけです。
植生は仰るように1000m少しのところがいちばん豊かみたいですね。この山にはブナ林もあり、四国では珍しくイチヨウランも咲くそうです。
1度、春にきちんと来て見たいと思いながら、まだ春の植生を見てないのです。
投稿: keitann | 2010-10-03 10:35