念願の三嶺に登る、その10、下山
山頂のほうからも、やはり下山してくる方がいます。
その方は道路規制の情報を教えてくださった方だったのですが、ダケモミの丘まで、結局一緒に下ることになりました。
下り道では、鹿除けのテキサスゲートの向こうに、ちょうど剣山が見えました。
左手には岩場に張り付いた赤く色づいた木々。
山の間をくねるように流れているのは祖谷川で、あの流れに沿って439号がつけられています。
その道をたどれば、剣山の登山口である見ノ越に行きます。
剣山が、昔はうんと深い山だったことが位置的にもわかります。
くだりはほとんど撮影タイムもなかったので、13時50分にダケモミの丘に着きました。
ここで、少しだけお茶休憩を取りました。
登りではさほど感じなかったのですが、この後もところどころ急なくだりがあります。
光の加減で、下りのときのほうが黄葉が綺麗に見えました。
ここからは林道歩きですから、時間がかかっても40分でしょう。15時過ぎには何とか下山できそうですね。
林道に出る頃に、後から下ってこられた徳島の単独の男性が追いついてこられたので、その後の道中をご一緒しました。
目の前に塔丸が聳えています。
あの山頂よりも200m近く高いところまで登ったのが嘘のようですね。
結局、駐車場に着いたのは15時10分でした。
急いで靴を履き替えて、車を走らせたので、名頃登山口の撮影をするのさえ、忘れていました。
道路規制の場所がはっきりわからないので、とにかく一刻も早く、通行できるたった10分間の時間帯に間に合うように行かなければいけません。
結局、規制の場所はかずら橋から少し東の和田という場所でしていたのですが、うまい具合に、通行できる時間帯に通ることが出来、待ち時間でロスすることもなかったのです。次の時間帯にかかると帰宅が7時過ぎになるところでしたから。
無事に通行できたので、ほっとしました。
時間的にも余裕が出来たので、少しだけ野草も見ていこうということになりました。
春は可憐なスミレやネコノメソウの仲間が咲く場所ですが、夏場の草が繁りに繁って、足を踏み入れるのを躊躇してしまいました。
それでもフユノハナワラビが今季初めて姿を見せてくれました。
まるでノコンギクみたいに淡い紫色をしていましたが、シロヨメナだと思うのですが・・。
この前に登った伊予富士でもツルリンドウの花のほうは全然見なかったので、今年はもう花は見られないかと諦めていただけに嬉しかったです。
自宅にも、夕食の準備をするのにちょうど良い時間に帰り着くことが出来、これも頑張って早出した賜物ですね。
何年越しで登りたいと思い続けていた三嶺に絶好の天候の日に登れ、石鎚山系までこの目でしっかり見られたのは、ほんとに幸運でした。紅葉も真っ盛りとはいえないまでも、色づいた木々を楽しめました。次回は紅葉真っ盛りの時に、高知側から登ってみたいものです。
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