念願の三嶺に登る、その8、石鎚が見えていた
山頂はまさに360度の大展望です。
お昼を食べるのも忘れ、しばし山並みに見入っていました。特に天狗塚、牛ノ背方面を眺めたとき、向かって右肩に高い山並みがはるかに見えています。方角から考えても愛媛の高山には違いないのですが、ここまで見えるのは初めてのことで、しかもこちら側から見る山の格好がどんなものやらわからないので、最初は法皇山系だろうか?ぐらいに考えていました。
ところが、自宅に帰ってから調べたところ、石鎚山系が見えていたのだとわかりました。
趣深山さんのHPの中に三嶺から見える愛媛の山がカシミールでテキストつきで解説されていましたので、参考にさせていただきました。
あのとき、ずいぶん高いな~と感じたはずです。石鎚は三嶺よりまだ100m高いのですから。
まるで墨絵のように、でも比較的はっきりと見えていました。これを実際に見ているときはまさか石鎚までこれほどはっきり見えるとは思わず、もしそうと知っていたら、もっと見入っていたに違いありません。
実際には肉眼ではこんな感じで見えていたわけですが、私は遠視気味なので、遠くははっきりと見えます。
このルートは白髪の分れから中東山まで3年ほど前に歩いていますから、まだ記憶に新しいです。
中東山付近はクマの糞などもところどころにあって、ちょっと1人で入れないですね。
ゴヨウツツジの大きな木がたくさんあるので、花の時期は見事だろうと思うのですが・。
東の方角にはもちろん、剣山系の盟主である剣山と次郎笈が聳えています。
360度さえぎるもののない大展望の中、どこを眺めながら食べてもいいようなものですが、ここはやはり天狗塚方面を向いて食べるのが良いですね。
後から来た方々も、思い思いに剣山を見ながら食べる人、落合峠を眺めながら食べる人、さまざまですね。と言っても、全部で6、7人でしたが。
そのうち、さぬき市のパーティーのかたがたが散策から帰ってこられています。
青ざれの辺りまで行かれたのでしょうか。
なんともいえない伸びやかな眺めで、心が解き放たれる思いです。
お昼を食べている私の足の先には青いリンドウが一輪咲いています。
おわかりになりますか?
三嶺から石鎚までは直線距離にして81kmなのだとか。
でも、10月初めに伊予富士から剣山系を眺めたときはこれほどはっきりとは見えなかったのです。
こちらはいやしの温泉方面への下山路辺りの紅葉です。
こちらも良い雰囲気でした。
Tさんがホットコーヒーを入れてくださったので、ありがたくいただきます。
山頂は半袖でも風がないので寒くなく、でも、ホットコーヒーは美味しく感じるぐらいの気候です。
12時40分ごろ、眺めを堪能したので、下山にかかります。
山頂でお会いした方に、439号の通行規制のことを聞いたのです。
それによると、1時間のうち通行できるのが10分だけとのこと。
なんとか、通行できる時間帯に下山しないと、一時間待ちです。やばいですね。
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