秋の中国路を走る、その4、アケボノソウ、サラシナショウマ
すでに咲き終わりかけているような株が多かったのですが、全体に株の傷みがみられるのは、夏の猛暑の名残かもしれません。
サラシナショウマも高知の梶ヶ森では、まだまだ花芽ばかりでしたが、ここでは盛りを過ぎていました。
同じぐらいの標高とはいえ、中国山地の秋の訪れの早さを感じました。
葉の下にモコモコと見えるのは一体何?と疑問に思いましたが、上のほうを見ると小さな白い花が咲いています。
はは~、これが噂に聞くシロネなのかと思い、周囲を見渡すと、まだ花の咲いた株がありました。
シロネの仲間にはエシロネ、ゾシロネ、ヒメシロネ、コシロネなどあるそうですが、草丈は50センチぐらいで、葉は細長くないので、エゾシロネでしょうか。
エゾとはつきますが全国各地に分布するようです。
ヤマラッキョウも四国の山ではまだ見かけませんが、もう咲き始めています。
これは低山から高山まで、幅広く咲いているアキノキリンソウですね。
湿地を離れて、再び草原のほうを歩いていると、穂状の白い花が見えました。
この時期、こんな花を咲かせるといえばイブキトラノオですが、草丈が高くて、一瞬なんだろう?と思ってしまいました。
四国の剣山などで見かけるイブキトラノオはもっと小さいのが多いのです。
吾妻山山頂方面をバックにこうやって撮影すると、いつも剣山で見かけるイブキトラノオの雰囲気が出てきました。
もっとも、剣山系では笹の中で咲いてますが・・。
陽射しがあれば、キラキラと輝いて素晴らしかったことと思います。
ススキの穂も銀色に輝いて、手軽に散策できる割には秋の花をいろいろと楽しめるので、山歩きしない人でもぴったりでしょうね。
休暇村の入り口に置いてあった地図を見ると、前々から行ってみたかった場所が、意外と近そうなので、行ってみることにしました。
ブナ林に囲まれた休暇村を午後1時半ごろ、後にします。
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