111月上旬に見た花、その2、センブリなど
センブリは四国では標高100m程度の山すそから標高1500m程度の山にまで満遍なく咲いているのを見ています。高山ではまだ10月になるかならないかの頃から、低山では11月半ば頃まで、1ヵ月半もの間、見ることが出来るので、毎年秋にはどこかで見られます。
そうは言うものの、今年は高い山で見そびれてしまったので、なんとしてでも低山で咲く、最終のセンブリを見なければと思っていました。
10日の日に、何とかその願いが叶ってセンブリを見てきました。
香川ではあちこちの里山で見られるセンブリですが、それでも1,2箇所では今年は姿を消しています。
私が毎年のように見に行く場所も、その場所に行き着くまでは咲いているかどうか、少々心配していました。
と言うのも今年の猛暑と日照りがすさまじかったからです。
でも、現地に着いてみると、そんな心配も杞憂に終わりました。
いつもと変わりなく、たくさんの花を咲かせています。上の画像には4弁のセンブリも見えますね。
花弁には淡い紫の筋が入っています。
私が行ったときはもう午後4時近かったので、閉じかけた花もあって、花弁の浦の紫色が見えているのが多かったです。
ここの花は割合大きな株が多く、大きなものでは草丈が20センチを越えます。
手前の株の後ろのほうでも白く見えているのはセンブリの株です。
昔は胃の薬だったようですが、今では養毛剤に使われるそうですよ。
香川ではセンブリが終わると、残る秋の花はキッコウハグマとシマカンギクぐらいになりましょうか。
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