比婆山にブナを見に行く、その4、いよいよブナ
ブナが出てくると、やはり嬉しくなってしまいます。
そういえば、今年は5月初めには岡山の山にダイセンキスミレを見に行き、そのときにブナが多いことに感嘆したのでした。今年は中国地方に来るたびにブナを堪能しているようです。
標高はすでに1150m付近で、この場所のブナはすっかり落葉しています。
青空に落葉して裸木になったブナが潔く見えます。
比較的若い木の多いブナ林ですが、落葉した木が多いので、明るい雰囲気ですね。
ブナの幹の間から山すその集落が見えているのですが、あの集落は島根側の集落でしょう。
肉眼では一軒一軒の家まではっきりと見えます。
そして、ブナの間からところどころ、赤く染まったカエデの仲間もちらほら見えるのです。
ブナのグレーの幹に紅葉が良くマッチします。
クロモジの葉もこんなに綺麗に黄葉するんですね。
Eさんが「アカモノがあるよ」というので、見てみると、ほんとにアカモノが山道沿いにいっぱい生えています。
実はもう落ちた後でしょうか。
アカモノの間に落ちている赤っぽい葉がブナの落ち葉ですね。
枝先には来年の芽がちゃんとついています。
この間まで暑い暑いと言ってたと思うのに、山の木々はもう冬支度ですね。
オオイワカガミの葉でしょうか?
それともイワカガミ?
ピークが近そうですね。
keitann様 稜線歩きは山の歩きの中でも格別ですね。
そしてそこに生えるブナの木は心の琴線に触れるなにか特別な感情をもたらしてくれますね。
これから先にもっと密度の濃い場所があるのでしたね。
投稿: ぶちょうほう | 2010-11-13 13:20
ぶちょうほう様、登山口からしばらくはどうしても樹林歩きになりますが、一旦、稜線に出てしまえば、眺めも良くなり、歩くことが苦になりません。
花のない今の時期でもブナは秋の黄葉の時期はいうまでもなく、落葉した後の裸木の姿も格別なものがあります。
この後も、ブナがほぼ途切れることなく姿を見せてくれる歩きでした。
投稿: keitann | 2010-11-13 22:28