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2010-11-11

比婆山にブナを見に行く、その8、立烏帽子へ

池ノ段山頂はこれまた広くて平坦な山頂になっています。

ちょうどお昼時とあって、たくさんの人が思い思いにくつろいでいました。

Pb037785

360度の展望ですが、特に素敵だったのは先ほど歩いてきた御陵の西斜面です。

なだらかな山肌にブナが一面に見えていて、なんともいえない落ち着いた色合いです。赤や黄色の派手な紅葉もいいですが、心に沁みるような色合いです。

Pb037776hibayamakara 比婆山から吾妻山にかけての稜線も良く見えています。

四国の石鎚山系の鋭角的な稜線とはまるっきり違う、たおやかな稜線ですね。

Pb037767yamawo_nagameru こんな風にご夫婦で、しみじみと眺めている方もいました。

Pb037772sanntyounohito でも、山頂付近はこんな感じで、人も多かったです。

今年は北アルプスでもずいぶん静かな歩きをしてきたので、こんなにたくさんの人を山頂で見るのは、ずいぶん久しぶりかもしれません。

お腹も空いたことだし、ここで待望のお昼ご飯です。

Kさんがガスコンロでお湯を沸かしてくださったので、持参のカップヌードルとおむすびでお昼にします。カップヌードルは春以来ですが、やはり山で暖かいものを食べるのは格別です。

食後はホットコーヒーも入れて、目の前に広がる眺めを楽しみます。

これで食後のお昼寝でもすれば言うことなしですが、まだ下山が残っています(^_^;

Pb037795 13時5分、最後のピークである立烏帽子山目指して歩き始めます。

といっても池ノ段から立烏帽子までのコースタイムはたったの15分です。

池ノ段の下りではあちこちにホツツジの赤が目立ちました。

Pb037800 5分ほどで、立烏帽子と池ノ段の間の鞍部に下れますが、その鞍部から池ノ段を見上げたところです。

まるで丘のような山頂ですね。

Pb037803 こちらは逆に立烏帽子のほうを見た画像です。

こちらはブナがほぼ落葉しています。

Pb037817 Eさんが花の終わったリンドウを見つけてくれました。

蕾のように見えますが、リンドウは花が終わるとまた蕾のように閉じるのです。

Pb037847 立烏帽子ののぼりの途中で、とても眺めの良い場所があって、男の人が1人、熱心に撮影されていました。

Pb03786013時20分、立烏帽子山頂に着きました。

ほんとに15分で着くんですね。

ここは池ノ段とは打って変わって、狭い山頂です。

ここからの下りは尾根伝いに下るのかと思ったら、違っていました。

Pb037880 稜線の北側を巻くように道がつけられています。

Pb037890 しばらく下ると、木々の間からなんと車がいっぱい見えます。

ここが立烏帽子駐車場のようです。

この駐車場はなんと標高1200mのところにあるのです。

ですから、ここまで車で来れば、立烏帽子や池ノ段にはほんのちょっとの歩きで登れるわけです。

道理で池ノ段でえらく軽装の人を見かけたはずです。

Pb037899 13時37分、立烏帽子駐車場まで下ってきました。

ブナと車と言うちょっと意外な取り合わせです。

この駐車場にはトイレがあったので、お借りしました。

Pb037902 公園センターへは駐車場からこの道標にしたがって、後3,5KM下るようです。

コメント

keitann様 小生の地図ではこの立烏帽子山のほうに比婆山の表示がしてあります。
広い比婆山頂域でここが一番の高みなのでしょうか。

それにしてもすぐそばまで車でこられるということはちょっと残念ですね。
これでは下から山道を歩く楽しみを殺がれてしまいますね。

ぶちょうほう様、牛曳山から立烏帽子山までの数座の山々を比婆山連峰というようで、立烏帽子はその中でもいちばん標高が高いようです。ですから立烏帽子を比婆山の代表として表示しているのかもしれませんね。

駐車場がまさか、歩くコースの中にあるとはびっくりしました。
昔、北アルプスの大日岳から薬師岳まで縦走したとき、何日も山の中を歩いていて、立山を通過するときにサンダル履きの人がうろうろしていて、ちょっとショックでしたがあれに近いような感じを受けました。

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