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2010-12-10

010年高知花紀行、その8、足摺岬の植物

足摺岬に来るのはこれで2度目です。

遊歩道を進んでいくと、まず目に付いたのはフウトウカズラの実でした。

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コショウ科コショウ属の植物で、いつもこの時期に高知の海岸に来るので、花は見たことがなく、毎回、赤い実だけを見ています。

関東以西の海岸に自生するそうですが、瀬戸内側ではまず見たことがないです。

実はコショウの辛さが少し感じられるとしているサイトもありますが、実際に味見したという記事はあまり見ないので、実用には程遠いのでしょう。

でも、観葉植物と考えれば、この赤い実や青々とした葉は、十分、魅力的ですね。

Pb302960 ツルソバの開いた花も何とか見られました。

ミゾソバと同じで、開いた花が少ないのです。

Pb302961 こんなところにアマチャヅル?と思ったら、ソナレアマチャヅルというのが足摺岬には自生するそうなので、そちらかもしれません。

Pb302978 別の株にはなんと花まで咲いていました。

私はつい2年ほど前まで、アマチャヅルをヤブガラシとばかり思い込んでいて、アマチャヅルとの区別も怪しいのに、ソナレアマチャヅルの花まで見られるとはラッキーというかなんと言うか・・。

検索しても、ソナレアマチャヅル自体があまりヒットしないようです。

Pb302967 足摺岬の灯台です。

この日は午後から薄曇になってしまい、青空に真っ白な灯台というのが見られなくて、ちょっと残念でした。

Pb302998 正真正銘の足摺岬のアシズリノジギクです。

花はまだ咲き初めといってよいでしょう。

Pb302983 葉っぱに特徴があります。

葉っぱが小さめで分厚くて、表面の縁に短毛が密生して葉が白く縁どられるのが特徴です。

 Pb303003

横から撮影します。

Pb303012 無理やりに海をバックに入れてみます(^_^;

Pb302994 ボタンボウフウの葉も見えていますが、花は咲いていませんでした。

この葉っぱ、食用になりますので、私は料亭などで食事したときに見たことがあります。

Pb303019 遠くに先ほど見た灯台が見えますが、天気が今ひとつです。

Pb303023 岬の断崖絶壁には白いノジギクやツワブキ、アゼトウナなどがへばりつくように咲いています。

Pb303057 駐車場に向かって遊歩道を歩くと、まるで庭植えのようにツワブキが咲いていました。

Pb303048 ここでもハマヒサカキの花がいっぱい咲いていて、独特のにおいが立ち込めます。

Pb303040 これはシャリンバイの実のようですね。

シャリンバイやトベラは海岸では普通に見られるようで、海からそう遠くない我が家の庭にも、勝手に生えてきたトベラやシャリンバイが大きくなっています(^_^;

Pb303070 2年ぶりで見かけたこの赤い実は・・・もう少しで間違えるところでした、ハナミョウガではなくアオノクマタケランですね。

それにしても足摺で見かける葉っぱはどれも艶々で青いです。

Pb303066 二年前に見たのと同じ場所でモロコシソウの咲き跡を見つけました。

夏に可憐な黄色い花を咲かせるそうですが、花はまだ見てないのです。

でも、去年、横浜の花友達の方が種を送ってくださって、今、育っています。

早ければ、来年夏に花が見られそうです。

Pb303078 モロコシソウの全体の姿です。

草丈は30センチちょっとです。

サクラソウ科なんですね。

Pb303084 休憩所近くまで帰ってきました。

相変わらず、猫が悠然と寝そべっています。

Pb303092 咲き乱れるノジギクの前にも猫が三匹・・・。

足摺の猫は人を怖がりません。

コメント

ソナレアマチャヅルで間違いないです。
1日に行った場所では実が黒くなっていたのですが花も咲いていました。(前に観察会があり講師から教えてもらっていた)
モロコシソウは高知では7月下旬に見られます。(中央部)

流れ星さん、こんばんは。

たまたま気づいたアマチャヅルが、普通にこちらで見かけるアマチャヅルとは少し感じが違いました。
なので、撮影しておいたのですが、海岸性のアマチャヅルがあるというのも、少し驚きでした。
同じ種類なのに、花が咲いた株もあれば、実をつけた株もあり、実が色付いたのもあるというのが、いかにも高知らしいです。
モロコシソウは我が家で咲かなければ、高知に見にいくとしましょうか。
でも7月開花というのはちょっと時期的に難しいかも(^_^;
何しろ恒例のアルプス行きの時期に当たります。
いつかは、冬以外の足摺にもと思っているんですけどね。

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