高松市街地の山をミニ縦走、その2、古墳を見る
12時14分、峰山山頂にある展望台に着きました。
今は一般に峰山と言われていますが、国土地理院の二万五千図では岩清尾(いわせお)山となっているようですし、実は私は小学生時代にこの山に、遠足で来ていますが、そのときも岩清尾山という名前で覚えています。
先ほど、もっと下から目の高さで眺めた女木島は山頂まで来ると、さすがにはるか目の下に見えます。
1月に登った高松近辺の里山も200m前後の山ばかりでしたが、このぐらいの高さの山がこの辺りは多いようです。
こんな立派な道標まで完備していて、Eさんのお話では次は猫塚に向かうそうです。
塚っていうのはお墓のことですが、知人から聞いた話では塚は平安時代以降のお墓で、古墳はそれより前に作られたおのだと聞いていました。
確か岩清尾山には古墳が多かったはずですが、塚というともっと後の時代??などと、早くも訳がわからなくなってきた私です(^_^;
岩清尾山のピークはいちばん北側にあるのですが、ここから南に向かいます。
登山道はどうやら峰山公園と平行してついているらしく、東側に公園の遊具などが見えてきました。
Tさんがお腹が空いたそうで、公園なら座って食べる場所もあるだろうと言うことで、一旦、公園内に入ります。
公園内に植えられた葉牡丹の花壇もすっぽりと雪に埋もれていました。
でも、ベンチに座ってお昼ごはんを食べる分には暖かくて、申し分のない天気です。
それにしても、たった標高200mの公園ですが、良く積もったものです。
辺りには桜の木が植わった一画もあって、10年ほど前に友人とこの場所にお花見をしに来たことを思い出しました。その頃は、まだ山登りを再開してなかった頃で、精々、車で登れそうなこんな場所にしか来なかったんですね。
西の方角の展望が開けてきて、勝賀山が見え始めました。
勝賀山も今年は登ってみたいと思ってる山なのです。
道標が見えてきましたが、このまままっすぐ行くと浄願寺山方面ですが、猫塚に寄るので、一旦、登山道を外れます。
民家と竹やぶの間の細い道をしばらく進むと車道に出ました。
日当たりの良い車道をしばらく歩いたところで、猫塚が見えてきました。
猫塚の説明板です。
古墳なんですね。
いろいろな副葬品が発掘されているようです。
双方中円墳という珍しい形式の古墳だそうです。
雪が積もってわかりにくいのですが、石を積んだ小高い丘のような形をしていました。
こういう石を積んだ古墳を積石塚というそうです。
重機などのない紀元4世紀から5世紀の間に、このような立派なお墓を作ってもらえたというのは、どんな人だったんでしょうね。
車道に沿って、姫塚という古墳もありましたが、それを越えて、石船塚古墳まで見ようというわけです。
途中、下を見ると、峰山の住宅街が見えました。
手前にはまだ白く雪が残っています。
低山でちょくちょく見かけるノグルミの木が道沿いに生えています。
小学3年か4年のときに遠足で訪れたのは、たぶんこの古墳だったように思います。
この古墳には石棺が露出していて、小学生のときにもこの石棺を見た記憶がはっきりと残っています。
まさか何十年も経って、再び石棺が盛られようとは思いませんでしたが、こういうのも楽しいですね。
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