高松市街地の山をミニ縦走、その3、梅とシキミ
それにしても、峰山にはこんなにたくさんの古墳があったとは知りませんでした。香川の山は低山が多いですが、古くから開けていたようで、中讃や西讃の山にも古墳は結構見かけます。
古墳見学が終わったら、歩いてきた車道をてくてくと、登山道に引き返すべく戻ります。
あまり見かけない淡いピンクの梅が青空背景に綺麗に咲いています。
この梅のこちら側の車道に一台の車が止まったままなのですが、何だろう?と思ったら、梅にやって来る野鳥を撮る「鳥撮り」中みたいでした。
立派なレンズが車の窓から見えました。私たちは賑やかに喋っていたので、とんだお邪魔虫でしたね。
平野部ではすでに満開近い紅梅も見た後でしたが、さすがに標高200mとは言え、山の上です。
ちらほらと咲き始めたばかりです。
桜ほどではありませんが、この時期、梅の木の多さにもちょっとびっくりします。
民家の屋根の上の雪が融けていて、ぽたぽたと雪解け水が落ちています。
山里ならいざ知らず、高松の中心部に近い地域でこんな光景を見ようとは思いませんでした。
ここは峰山の南面の下りです。
雰囲気の良い、冬枯れの木立の中を下ります。
峰山って、自然が残っているかと思えば、民家も結構あって、ちょっと不思議な雰囲気の山です。
ここは峰山と野山の間の峠になっていますが、山を削って道を通しています。
こういう場所を切り通しといって鎌倉には切り通しが多いということを知識としては知っていましたが、この場所はまさに「切通峠」というそうです。
今ならちょっとしたトンネルを掘るところですが、昔は精々、山肌を削るぐらいしか出来なかったわけですね。
一旦、下ってきたので、ここからは登り返しとなるわけですが、北面なので雪が林道に積もっていて、この日いちばん雪の多い道を歩きます。
林道の山側はシキミ畑となっていて、シキミが一輪だけ咲いていました。
そしてカサコソと音がすると思ったら、シキミ畑でおじさんが作業中なのでした。
法華宗では仏花としてシキミを供えるので、花屋さんでもよく売られています。
今から尾根道に出ると言う直前ですが、ちょっとした雪道トラバースです。
まさか標高200mの山で雪道歩きになろうとは思いませんでした(^_^;
でも、このトラバースはウオーキングシューズが濡れそうになることを除けば、滑落や転落の心配はないので、気楽なものですね。
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