011年、大江高山と山陰花紀行、その6、急登
こんな可憐なツーショットも見ることができました。四国では見られない眺めですね。
確かあの辺りにはサンインスミレサイシンも見られたはずと思って、立ち寄ってみると、やっぱりありました。
杉の枯葉の中から顔を出したサンインスミレサイシンがあっちでもこっちでも咲いてます。
スミレサイシンの仲間ではナガバノスミレサイシンは四国でも見られるのですが、サンインスミレサイシンは山陰に多いそうで、葉が細長いそうです。
今回はまだ葉が展開したものが少なかったようでした。
ミヤマカタバミの群生が目を楽しませてくれて、結構な登りもあまり気になりません。
神社到着は撮影していませんが丁度12時ぐらいでしょう。
ちゃんとお賽銭を入れて無事の登山を祈ります。
青いのが見えているのはヤマルリソウみたいですね。
さて、神社の裏手からいよいよ登山道になりますが、これがまた急登なのです。
2年前にも覚悟して登ったのですが、きつかったです。
登山道の入り口に「クマ注意」みたいな立て看板があって、驚きました。2年前は単独で来てますが、そんな立て看板はなかったと思います。
ちょっと賑やか目に話しながら歩く必要がありそうです。
登り初めで、アオイスミレが咲いていました。
今年は4月になろうという頃から、徳島、香川、そして島根と3つの県のアオイスミレを見ることができました。
全国的に春が遅かったということでしょう。
最初は杉林の中の急斜面を登っていきますが、小さな枯沢を渡ってからは、急な尾根を直登で登ります。
急登だということはRさんにも前もって話してあったのですが、そのRさんも「これはきつい」と驚きます。
讃岐の里山も急登はたくさんありますが、大江高山ではこの急登が1時間は続くのです。
Rさんが調べてきてくださったのですが、登山口からの標高差は600mだそうです。
急な尾根筋を立ち木に掴まりながら登ることしばし・・・。12時27分に大砲岩に着きました。
登り初めから約1時間、急登の連続で汗をかいたので、お茶休憩を取ります。
大砲岩付近で、ようやく咲いているヤブツバキを見かけました。
綺麗な色のツバキでした。
ギフチョウもひらひらと飛んできたのですが、二人とも生憎と望遠レンズをつけてなくて、シャッターチャンスを逃しました(^_^;
ここのヤブツバキはあまり花が開かないようでしたが、単に咲き始めだったからかもしれません。
10分ほど休憩したら、再び急登を登ります。
大砲岩の上からは岩の多い尾根筋になります。
ということは、春の訪れは遅かったようですね。
花の開花がちょっと心配です。
実際、大砲岩から上で2年前に見かけたシハイスミレはまだ花芽があがってないようでした。
陽射しのある自然林になったら、 タチツボスミレがさいていました。
このときは普通のタチツボスミレだと思っていたのですが、よく見ると山陰型タチツボスミレみたいですね。
喘ぎながら登っているので、そこまで観察が行き届かなかったのかも・・・(^_^;
なにやら話し声がすると思ったら、上から下ってくる人がいました。
年配のグループや子供づれのファミリーの方もいます。
それにしても登りでこれだけ急な道なのですから、下りは相当気を使うと思うのですが・・・。
ただ、この日は前日の雨もそれほどひどくなかったようで、道が滑って困るということはなさそうでした。
私が2年前に登ったときは、かなりの雨の後で、滑りやすい道で苦労したのを覚えています。
このコースの登りでは足だけでなく、手もフル活用しなければ登れません。
山道沿いに咲いていたサンインスミレサイシン・・・。
1時間あまりの急登がようやく終わって、ややなだらかな道になってやれやれというとき、見覚えのある道標が出てきました。
「あと100m」と書いてあります。
以前も思ったのですが、せめてあと500m手前で道標が欲しいですね(^_^;
この辺りはなだらかな尾根道で、のんびりと歩けます。
13時13分、標高808mの山頂に着きました。
確かに標高差の稼げる登りでした。
こんばんは! その6まで読みました!
今回は早いですね~しかし花を見つけて、止まり、撮って走り・・繰り返し、前に進まない?
しかし、内容がよく判ります、
UPもしながら・・花散策にも・・忙しいですね~頑張って下さい!続きを楽しみにしています、
投稿: え~ちゃん | 2011-04-14 23:21
え~ちゃん、こんにちは。
この時期はお互いに花を見るための山行きが忙しいですね。
このときは山登りと花散策の比重が半々だったので、欲張りました。車道の傍にイチリンソウやイカリソウ、エンゴサク、チャルメルソウがごく普通に咲いてるのって想像がつかないでしょう?
雪の積もる地の春というのは四国の平野部のものには想像しがたいですね。
冬の間、積雪に耐えたご褒美に、神様が美しい春を見せてくれるんでしょうね。
投稿: keitann | 2011-04-15 11:55