4月下旬に見た花、その5、ユキモチソウ
ユキモチソウは四国に住んでいて山歩きをする人間にとっては、毎年、どこかで出会う植物です。私自身、山歩き復活した最初の頃、10年ばかり前のことですが、剣山に行く道中で毎年のように見ていたものです。
その後も、実にいろいろな場所で見ています。今年は4月標高300mもないような場所で見かけましたが、そのときはまだ芽が出て間もない頃でした野で、きちんと見たとは言えません。
きちんと見たのは、もっと標高の高い山地でのこと、4月も下旬のことでした。
ユキモチソウは山野草としては大型で見つけやすいせいか、よく盗掘されて、道の駅などでも売られています。
私が見たものも、翌年には消えてなくなっていることがしょっちゅうです。でも、それにもかかわらず、毎年、何度もあちこちで見ているのですから、盗掘がなければ、マムシグサ並に野山に自生していたに違いありません。
花序の付属体の先端がまるでお餅のように白くて柔らかそうなところからユキモチソウと名づけられたようです。
四国以外の方はずいぶん珍しがってくださるようで、掲示板などにもユキモチソウを貼るとすごく喜んでくださいますが、四国ではそれほど珍しくはないと思います。
この個体は珍しく、目線より下で咲いていましたので、上からの撮影が出来ました。
葉がまだ完全には展開してないので、咲き始めの株ですね。
野山では4月末から5月初めにかけて見ることが多いですが、標高1000mを越すような場所ですと、もっと遅い時期にも見かけます。
たまたま今日も別の場所でユキモチソウを見かけましたので一緒にアップしておきます。
この個体はずいぶん葉が大きくて立派でした。
この山では違う場所二箇所で見かけていますが、どちらも盗掘されたか、今では見なくなりました。
でも、こうして新しい場所から出てくるのを見るのは嬉しいものですね。
四国の4つの県、すべての県でユキモチソウを見たことがありますから、学名にshikokianumと着くのも頷けます。
私の持っている図鑑には分布が本州の三重県、奈良県にもあると記載されていますが、四国以外のものは画像もあまり見たことがありません。
いつまでも、身近な植物であって欲しいものです。
芽吹きの色は赤い色や黄色い色、いろいろな色が混じって、素晴らしい頃ですね。
こんにちは。
ユキモチソウの記事をあちらこちらのブログで拝見するのですが、まだ実物を見たことがありません。さすがに住宅地に近い低地では顔を出さないでしょうね。白いお餅のようなものは食べられるんでしょうか。
投稿: 多摩NTの住人 | 2011-05-05 11:22
多摩NTNの住人様、こんばんは。
GWもおおむね終わりになったようですね。
29日から帰省していた娘夫婦も今朝早く帰って行きましたよ。
ユキモチソウは山野草のお店でよく売られているので、今では全国的によく栽培されているようですね。
そのうちリタイアでもされた羅、四国に野草散策においでくださいませ。実物が見ららますよ。
投稿: keitann | 2011-05-05 22:02