4月下旬に見た花、その3,イブキシモツケとマルバアオダモ
今年は例年より野草の開花が遅れており、そのために、いつもだと4月末は標高1000m以上の山に行くことが多いのですが、今年は高い山には連休後に繰り出すことになりそうです。
そのために、例年になく4月下旬になっても低山を歩く時間がありました。
こういうときこそ、いつもなかなか見られない花を見ようとばかり、低山に出向きました。
目的の花、一つ目はイブキシモツケでした。
このイブキシモツケ、実は10年近く前に身近な山で見ているのです。
まだ野草散策を始めて間もない頃、市内の山に登ったところ、登山道沿いにたくさん咲いているのを見て、その頃は野草のことをよく知らなかった私は、てっきり、コデマリを誰かが植えているのだとばかり思ったのでした。
どちらもバラ科シモツケ属の花ですからよく似ているのですが、山にまさかコデマリそっくりな花が自生していようとは思いもしなかったのです。
その後、県内の里山にいろいろと登るにつけ、香川の里山ではイブキシモツケがごく普通に咲いていることを知ったのでした。
でも、先にも書いたように、イブキシモツケの花が咲く前は里山にも熱心に登るのですが、花が咲く頃になると、もっと高い山に登るので、もう何年もの間、イブキシモツケの花を見ていませんでした。
コデマリのほうが花序がもっとボール状になることぐらいしか違いがわかりません。
それにしてもこんな綺麗な花が普通に低山に生えているのですから、里山も馬鹿には出来ないですね。
マルバアオダモの花も4月中旬頃から見ていたのですが、下旬にはまさに花盛りとなっていました。
同じ山でも時期をずらしてくることは大事ですね。
マルバアオダモも野草散策し始めたわりと初期の頃に名前を覚えた樹木です。
この木からバットを作ると言うので、印象深くて覚えました。
香川の里山では低山から標高1000mぐらいまで、よく見かけます。
ヤマブキは昔から観賞用によく植えられたようで、お寺や神社の近くでは特によく見かけます。
しかし、今年はあまり人の立ち入れないような場所でかなり大きい群生を見かけました。
この山にも自生らしきヤマブキを見かけます。
最後に、イブキシモツケやヤマブキと同じくバラ科の木本であるクサイチゴの花です。
クサイチゴも桜の開花と同じ頃にのやまでよく目にする花です。
しかし、あまり高い山では見かけないように思うのですが、いかがでしょう?
こんにちは。
マルバアオダモの花は、一度見たら忘れませんね。
私もお気に入りの花です。
投稿: 多摩NTの住人 | 2011-05-04 16:53
多摩NTの住人様、こんばんは。
マルバアオダモは関東にもあるんですね。
今日は県境付近の山に行っていたのですが、その付近でもマルバアオダモが咲き始めていました。
ふわふわした花が夢見るようで、良い雰囲気ですよね。
投稿: keitann | 2011-05-04 23:27