初めてのアルプス単独行、その3、ウラジロヨウラク
蒲田川左俣林道歩きは、野草に興味のない方にとっては、少しでも速く歩いて登山口へ行きたいところでしょうね。でも、私のように花に興味のある人間には、この林道は一般車両は通行止めなので、車に気を遣わずにゆっくりと野草を見るには良い道です。
林道の傍らを眺めながら歩いているとこんな可愛い花を見ました。
ヨウラクツツジに似ていますが、ヨウラクツツジは九州にのみ分布するようなので、これはウラジロヨウラクツツジになるのでしょうか。ウラジロヨウラクは徳島の山でも見ていますが、こんなに花の縁が赤く色づいたのは見たことがありません。
雨の後だったので、水滴をまとった姿がなおのこと可愛く感じました。
でも、ここ以外では見かけませんでした。
7月半ばに来たときには咲いてなかったと思うシモツケソウが咲いています。
いつもだと四国の東赤石で見ている花ですね。
コキンレイカなのかキンレイカなのか迷うところです。
今回は時期が10日ずれていたせいで、咲いている花をしっかりと撮影できました。
図鑑には花の距が長いのがキンレイカとあります。
この画像では距はほとんど見えないのでコキンレイカ(ハクサンオミナエシ)のようです。
ちょっと遠いですが咲いている花が見えます。
3年前に歩いたときはこの立て札はなかったと思うのですが・・・。
中部森林管理局が立てているようですね。
四国だとオオヤマレンゲはそう珍しくはないですが、この辺りだと珍しいですね。
クサボタンの花ですが、まだまだ花芽です。もっと下で見た株は開花してましたが、朝が早くて撮影には暗すぎて撮影をあきらめたのです。
このときは水量が少ないですね。
オニノヤガラもアルプスに来ると、毎年のように見ていると思いました。
山から土砂崩れで土砂が道路上にまで落ちてきています。
前に来たときは、こんなのあったかしらん??
葉っぱが少し赤く染まったオトギリソウの仲間を見ましたが、何オトギリなのやら??
装飾花の花弁が一枚なのでイワガラミですね。
ここまでコースタイムは1時間のはずなのに、撮影ばかりしていて、1時間半もかかっています。
毎年のようにアルプスで見かけるイケマの花もたくさん出てきました。ガガイモ科の花です。
振り返ると、ぎざぎざの稜線が見えていて、有名な錫杖岳のようですね。
先ほどからヤマアジサイもたくさん見かけているのですが、光量が少なくて撮影を控えていました。
keitann様 こんにちは
この付近は次々にいろんな花が出てくるので、思わず知らず拘ってしまうkeitann様の気持ちが身に沁みてよくわかるような気がします。
こういうときは沢山時間を掛けて、草花を愛でて置くに限りますね。
花の模様は確実に移ってきて、3週間前には見なかった花たちが記事を飾ってくれていますね。
クサボタンとハクサンオミナエシは全く気づきませんでしたが、こういう花も咲いてくるのですね。
そしてオオヤマレンゲも遅い花が出迎えてくれています。
ところで、小生はこれまで鬼の矢柄を一度も見たことがないのですが、ちゃんと出会えていますね。
この夏の雨は広くは降らずにスポット攻撃をしてくるみたいですね。
投稿: ぶちょうほう | 2011-07-31 09:50
ぶちょうほう様、こんにちは。
蒲田側左俣・・・意外と花の種類が多いですよね。
帰宅してからこのときに撮った画像の多さをあらためて確認しますと、コースタイムが普通の1.5倍かかっているのも納得できます。
この日は曇りがちで、撮影もしやすくて、それもあったと思います。
私がいつも訪れているのは7月半ばですが、今回は10日違いでも花の違いをかなり感じました。
クサボタンは新穂高のすぐ近くでも結構見かけますよ。
ハクサンオミナエシはお助け風の近くです。
オニノヤガラは新穂高近くと笠新道分岐近く、そして奥丸山の下りの三箇所で今回は見ました。
投稿: keitann | 2011-07-31 14:51