青春18きっぷで伊吹山へ、その5、ツリガネニンジン
伊吹山の登山者ってもっと多いのかと思っていましたが、夏の花がほぼ終わったせいか、思っていたよりも歩いている人が少なくて、私にとってはなかなか快適な歩きです。
登山者が数珠繋ぎになっている山はどうも敬遠してしまいますね。
オタカラコウ(だと思うのですが)の花の向こうを山ガールらしき方が歩いていきます。登っている方は、私たちのように軽装の方もいれば、この方のように本格的な装備の方もいて、様々ですね。これが、アルプスや四国でも東赤石山などであれば、装備なしでは登れないのですが、車でも行けてしまう山の宿命かもしれません。
ところで、この辺りで、同行のYさんたちの衝撃的な事実がわかったのです。(^_^;それまで、Yさんたちは新婚間もないご夫婦だとばかり思っていたのですが、母親と息子さんだったのでした。
お母さんのYさんはとても綺麗で体系もすらりとした、女優さんといってもおかしくない美人なのですが、年を聞いてびっくり。お母さんのYさんはは52歳で息子さんのY君が25歳・・・。
息子さんは年齢相応でしたが、Yさんのほうはどう見ても30代前半までにしか見えません。実際、姉と弟によく間違われるんだそうです(^_^;いや~、まさか25歳の男の子が母親と山に登るなんて思いもつかず、(我が家を顧みてもあり得ない??)とんだ思い込みでした。そういえば、タクシー代もYさんが払っていたし、Y君のことを〇〇君と呼んでいるので、最近の若いカップルはそんな呼び方をするのね、なんて、勝手に思ってました。
槍ヶ岳山荘で相部屋になった静岡の単独行の40代の方もてっきり20代の人と思い込むし、最近、女性の年齢を読むのが苦手になってるワタクシメです。でも、それだけ、年齢を経ても素敵な女性が多くなったということもるでしょうね。
Y君も25歳になってもお母さんと素直に一緒に歩くなんて、きっとYさんの育て方が素晴らしかったんだろうな~、なんてことも思ってしまいました。
先ほどまでガスっていて、ガスが下まで下りてきそうな気配だったのに、いつの間にか稜線が見えてきました。
この辺りで標高は1000mを越えたと思われ、吹く風がさわやかで、下界の暑さがうそのようです。
Yさん親子も「涼しい、涼しい」と連発し、「大阪に帰りたくないね」と・・・。
さえぎるものがないので、どこまで登っても、下が良く見えるのが伊吹山の素晴らしいところですね。
今まで登った山には、こんな雰囲気の山はちょっとなかったような??
西尾根というのでしょうか。尾根の向こうには山ろくの田畑が広がり、その向こうはきっと琵琶湖なのでしょう・・・。
これ、キレンゲショウマの時期に剣山に行くと咲いています。
同じ石灰岩の山だからか、植生も似ているのかも?
この大型のセリ科の花は葉っぱを見ると、ハナウドの仲間のようです。後で調べたところ、伊吹山にはオオハナウドが咲くようです。
四国でも剣山や東赤石にツルギハナウドが咲くので、ハナウドの仲間だけはなんとか区別がつくようになりました。
伊吹山のツリガネニンジンは花が大きくて、見ごたえがありますね。
後方の岩は白いので石灰岩と思われます。
この辺りは7合目らしいのですが、道標を写し忘れました。
伊吹山のイブキジャコウソウです。イブキと冠せられるぐらいですから、この山で最初に見つかったのでしょうか。
7月末のアルプス、西鎌尾根で花盛りだったイブキジャコウソウを思い出しますね。
石灰岩のそばで可愛く咲いてます。
ちょっと前を、小さな男の子を連れた若いお父さんが登っています。
ファミリー登山にも最適な山ですね。
立ち止まって西尾根のほうを眺めると、何やら白いお堂のようなものが見えます。
後で調べると、行道岩と言うんでしょうか?
で、なぜ立ち止まったかと言えば、マユミの木が見えたのですね。
伊吹山の三合目から上で潅木があったのはこの辺りだけでした。
で、その木の中にマユミがあったわけです。
実が色づく頃には綺麗でしょうね。
そばに見えてるキク科の葉っぱが気になりましたが、リュウノウギクか何かでしょうか??
あちこちで、このキク科の葉っぱを見ました。
おあつらえ向きにベンチがあるので、ここで2回目の休憩をします。
8合目の標高は1220mだそうで、、山頂までは150mの登り・・・ここまでくれば楽勝です。
新婚間もないご夫婦だと思われたお二人連れが親子で
しかも母親と息子さんとはビックリされた事でしょう^^)
父と息子、母と娘のペアは良く見る光景ですが母親と息子さんのペアは珍しいですね。
って、当方も時折娘と娘の友達の運転手兼ガイドで一緒に歩いていますが^^)
>思っていたよりも歩いている人が少なくて・・・
夏の伊吹山登山は日中の陽射しを遮る樹木が無いので
暑さを避けてナイトハイクや早朝登山の方が多いのが特徴ですね。
投稿: k2 | 2011-08-24 22:32
K2さん、こんばんは。
このときのカップルが親子連れと知ったときは、ほんとに腰が抜けるほどびっくりしました。
それほど、若くて素敵なお母さんでしたよ。
おまけに、Yさん宅にはリュックサックが一つもないと聞いて、またまたびっくりでした。
母と娘さんのペアは7月末に双六小屋でお会いしたのですが、母息子のぺアはほんと珍しいですね。
でもK2さん宅も娘さんが一緒に登られるなんて素敵ですね。
うちなんて、末息子が中一まではかろうじてついてきましたが、今は絶対無理ですね。
伊吹山ではナイトハイクも多いんですね。
あのコースなら十分可能だと思います。
なるほど、いろいろな登り方があるものですね。
投稿: keitann | 2011-08-24 23:40