青春18きっぷで山陰小旅行、その2、三朝温泉へ
電車の窓からは日本海が見えるのですが、海岸線に沿って風車が並んでいます。
さきほどの伯耆大山のホームでも良い風が吹いていましたが、この辺りは風がよく通るのでしょうね。
海の向こうのほうに、何か島のようなものが見えていて、「近いみたいだから、まさか隠岐じゃないよね?」と主人と話していたら、向かいの席に座った男性が「島根半島ですよ」と教えてくださいました。
島根半島は一昨年、ドライブしているはずなのに、米子のかなり東から見るとこんな風にまるで島みたいに見えるとは、思いもつきませんでした。
これなども、地図を広げると一目瞭然なのですが、不精した結果ですね。
四国ですと、こんな風に海岸で風車を見ることは少なくて、山の上などでよく見かけますが、所変われば・・・です。
原発の安全性が揺らいでしまった今、風力発電の位置づけはどうなったのでしょうか。
今日の宿、三朝温泉には倉吉駅から場明日が出ています。
駅の観光案内所で尋ねたら、投入堂の入山受付は午後3時までだそうで、バスの時間を見ると、この日のうちの入山は無理みたいです。
宿に直行するには時間の余裕があるので、白壁の土蔵と言うのを観光することにしましt。
駅からバスで10分ちょっとのところに、市の中心部があって、江戸、明治期に建てられた土蔵群があります。
水の綺麗な水路が流れていて、黒トンボがひらひらと優雅に飛びます。
こういうトンボ、香川では山間部に行かないと、もう見ることはできません。
涼しそうな暖簾に誘われて、造り酒屋さんが営まれているカフェに立ち寄りました。
石臼で自分でコーヒー豆を挽いて入れてもらったコーヒーです。お砂糖の代わりに餡子が出てきましたが、これはいまひとつでした。
1時間ちょっとぶrぶらしましたが、その間も、歩いているととてもよい風が吹きます。
気温は結構あっても、風が吹くと、暑さをあまり感じませんね。
4時前のバスで、倉吉駅からバスで20分ほどの三朝温泉の宿に向かいました。
宿はバス停の直ぐそばで便利です。
いつもどおりじゃらんネットで予約した宿ですが、夏の終わりで比較的空いていたのか、全部で20畳ほどもある広い部屋です。
温泉宿に多いのか、食事も仲居さんがわざわざ部屋まで持ってきてくださって、恐縮します。
宿の直ぐそばに川が流れていて、今年初めてのミゾソバを見かけました。
自宅にもいっぱい咲いていて、私はサンジソウと呼び習わしています。
このごっつい植物はヤブマオみたいだな~とそのときは思ったのですが、よく調べるとオニヤブマオのようです。
四国ではあまり見かけないように思うのですが・・。
街のあちこちに足湯があって、観光客の人が足湯を楽しんでいます。
道行く人は宿の浴衣のまま歩いている人も多く、今まで湯布院などでも何度か泊まりましたが、三朝温泉はほんとに典型的な温泉街という感じですね。
その向こうの小高い山が明日登る三徳山でしょうか。
この川に沿って温泉街が開けていますが、歩いてもすぐに回れる小さな街です。
宿では夕食を食べた後、9時には就寝しましたが、2時ごろ目が覚めてしまい、宿の下駄を借りて、川の辺りまで散歩してみました。
街灯がついてなければ、さぞやと思える星空でした。
そのうち、山の中で満天の星を見てみたいものですね。
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