秋晴れの三嶺を歩く、その5、ウメモドキの実
画像をクリックしていただくと少し大きくなります。
向かって左の天狗塚から向かって右の三嶺までの稜線がばっちり見えます。牛ノ背は位置的には天狗塚の西にありますが、ここカヤハゲから見ると、画像上は右側になっています。そしてここカヤハゲの別名は東熊山です。笹で青々とした西熊山に比べて、今では地面がむき出しになった何とも荒涼とした姿ですが、なんとか復活してほしいものです。
歩いている稜線の東側は深い谷になっていて、そこから冷たい風が吹きあがってくるので、この日は私には珍しく長そでのウエアの上から長そでのシャツまで着ています。
左に行くと三嶺、右に行くと韮生越ということですね。
後方に見えるのは塔丸です。そういえば塔丸にもまだ登っていません(^_^;
今回登るにあたって、実はさおりが原からのコースも考えたのですが、さおりが原も今はシカの食害で以前とはまるで違う眺めになってしまったとか・・・。
カヤハゲからほんの少し下って、いよいよ三嶺への登りにかかります。
しばらくはそれほど勾配のない道を歩いていると、頭上にまたしても赤い実が出てきました。
またナナカマド?と思い、良く見てみると、今度は実のつき方が違いますね。
葉がないので、断定はできませんが今度こそウメモドキの実のようです。
樹肌も良く似ています。
ツルウメモドキは毎年あちこちで目にしますが、ウメモドキを見たのはこれが初めてです。
青空をバックにこんな可愛い実が撮れるのは、ほんとに幸運です。
赤い実はまだあって、こちらはフジイバラか何かだと思うのですが、剣山系ではときどきノバラの仲間を目にします。
緩やかな登りに差し掛かったところでスミレの返り咲きを見つけました。
タチツボスミレでしょうね。
赤い実はまだあって、なんとこんな標高の高い場所なのにアキグミらしき実がなっていました。
画像がぴんぼけですがご容赦を・・・。
小さな小さな実でした。
Tさんが、「もうすぐ急登が始まるよ」と言うので、戦々恐々です。(^_^;
天気はますます良くなってきて、とうとう剣山と次郎笈のガスが綺麗に取れました。
この日を選んでほんとに良かった・・・。
向こう側に見える岩の下あたりは名頃からのルート方面で、去年はあちらを登ってきたのでした。
名頃から登ってくると、今回のルートがこんな風に見えています。
赤線で書いてあるのが白髪分れ~カヤハゲ~三嶺という今回のルートです。
去年も石鎚山系まで見える展望の良さでしたが、空は青空くなかったのですが、今年は空の青さも文句なしです。
ほとんど落葉していますが、真っ赤な葉が少しだけ残っているので、ドウダンとわかります。
ドウダンの向こうに高ノ瀬などの剣山系の稜線、そしてその向こうに石立の姿が見えています。
こちらのドウダンはすっかり落葉していましたが、赤みを帯びた実がぶら下がっていて、これも可愛いです。
ドウダンの実だけになった株は初めて見たように思います。
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