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2012-01-31

塩飽諸島の本島を歩く、その2、キュウリグサにカラスノエンドウ

本島に着いたら、先ずは案内書に向かいました。

船から見渡すと待合所の直ぐ西に本島パークセンターと言うところがあって、地図を何種類か置いてあります。

持参した山渓の分県ガイドの「遠見山」の項目と、この地図を参考に歩くコースを大まかに決めました。

P1291612

上の地図に書き込んだ赤い線が、この日歩いたコースです。

先ずは勤番所を見学、ついで遠見山に登り、笠島で昔の町並みを見学し、後は時間次第で決めることにしたのです。

P1291610 先ほどまで乗っていたほんじま丸を再び横目で見ながら、東へと歩きます。

船の後ろに見えるヤシみたいな木は、かつてここにあったアイランダーホテルの名残です。

バブルの時代、この島にはリゾートホテルと銘打って、小さなホテルがありました。

我が家も甥っ子や姪っ子が夏休みに遊びに来たときは、この島のプールまで泳ぎに来たことが2度ばかりありました。

バブルが弾け、今は元通りの過疎の島に戻ったようです。

P1291615 船着き場の近くの道沿いに無人販売所がありました。

日曜日は休みだそうで何も売ってませんでしたが・・・

P1291615_2 この無人販売所ではお惣菜も売っているようですね。

平日に来て、何を売っているかちょっと見てみたい衝動に駆られました。

島にはスーパーやコンビニはありませんから、これがコンビニ代わりでしょうか。

P1291617 歩き始めてすぐに、海側にホテルの跡地が見えてきました。

この中のプールでかつては泳ぎ、ホテルでは食事もしたので、ちょっと複雑な気持ちです。

でも、当時だって、リゾートホテルのほうが過疎の島からは浮いた存在であるような感じも受けなくはなかったですね。

P1291618 センダンの木の向こうに本島中学校が見えてきました。

塩飽諸島の中では住民も一番多いと思いますが、学校も中学校と小学校が別々にあるようです。

うちの上の子供たちが小さいころは本島保育所もちゃんとあって、大きな行事には参加していたように思いますが、今もあるんでしょうか。

P1291619 小さな菜の花畑があって、その上に、まるでお城のようにそびえているのは天理教の建物です。

船からも見えましたが、かつてはアイランダーホテルが島から浮いているような印象だったのが、今回はこの建物が何とも島とは異質の存在のように見えました。

P1291628 道の両側に家並みが見え始めました。

でも、廃屋や空き家が目立ちます。

昔は家が建っていたであろう場所が取り壊されて、暖かい陽射しが降り注ぐ空き地にカラスノエンドウが見えました。

自宅では邪魔者扱いして、カラスノエンドウの芽は片っ端から抜いているくせに、道端でカラスノエンドウの花を見ると嬉しくなるのも不思議ですね(^_^;

P1291626 暖かいのでテントウムシが歩いています。

自宅周辺ではさすがに今年の寒さではテントウムシは見かけないのですが、島は暖かいようです。

P1291629 カラスノエンドウだけでなく、キュウリグサもたくさん咲いています。

P1291785 こちらは帰り道で、クローズアップレンズをつけて撮影したキュウリグサ。

P1291787 コハコベも咲いています。

ここは一足先に春を先取りしているようでした。

P1291632 道端に見える空き家らしき家に「咸臨丸水夫生家」の文字が見えます。

そう、この塩飽諸島からは咸臨丸の水夫を30人も出しているのですね。

P1291630 最初に見学する予定の勤番所が見えてきました。

軽ワゴン車がとまっている前の建物がそうです。

コメント

keitann様 こんにちは
この島の最高峰の小阪山には当然登られると思っていましたが、それが入っていないので、これは既に登っているのですね。
カラスノエンドウやテントウムシ、キウリグサは随分早いと思いました。

「咸臨丸」はあの勝海舟や福沢諭吉のあの船ですね。
明治の偉人達と同じ時空を旅したこの島の水夫さんたちはその後どう言う人生を送ったのでしょうね。

ぶちょうほう様、こんばんは。

この島の最高峰は、行く前に調べたところでは、登山道はないように思ったのですが、つい最近、山道がつけられたようです。
ところで、私は山登りを兼ねて本島に来たのはこれが初めてで、それ以前に来た20年以上前は、まだ山登り復活以前のことでした。
もう一度本島に来る機会を作って、小阪山と八峰には登ってみたいと思います。
咸臨丸の水夫さんたち、その後の人生はどうだったのでしょうね。

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