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2012-01-08

里山でトレーニング、その2、新年のヤブツバキ

12月中旬にも一度だけ、ヤブツバキの咲き具合を見るために弥谷さんには来ていましたが、お寺までも行かず、ヤブツバキの咲いているのだけ見たら引き返したのです。

今回は山頂まで行くつもりです。

P1060814

ヤブツバキは12月に来た時よりも、咲きすすんでいて、日当たりのよい場所の木ではかなり咲いていました。

P1060815 1月2日に音ずらて県境付近の山々ではヤブツバキの落花は見ても、木で咲いている花は見られませんでしたが、さすがに標高の低い里山ではかなり咲いています。

P10608112 ちょっと花色の濃い株です。

P1060817 長い階段をゆっくりと登ります。

久々の山歩きなので、とても速くは歩けません。

足もかなり良くはなりましたが、まだ本調子ではないので、いつもの8割方ぐらいのペースでしょうか。

P1060819 木の幹にテイカカズラの種子が引っかかっていました。

綿毛がきらきら光って綺麗です。

P1060822 こちらは石段の上に落ちていたテイカカズラの種子。

気を付けて見ていると、あちこちにたくさん落ちてるんですよ。

P1060820 石段の横のお堂に彫られていた竜です。

今年の干支ですね。

P1060826 いつもは階段を登り切った後は右に曲がって直接山のほうに向かいますが、今回はお詣りしていこうと思い、左に曲がりました。

断崖に彫られている磨崖仏は平安時代のものとされています。

P1060825 今まで気づいたことがなかったのですが、水場にはこんなものが置かれています。

水経木と言って、お経を唱える代わりにこれをお供えすることで、ご先祖様の供養をお願いする意味があるのだとか・・・。

P1060829 登ってくる最中に、何組かのお遍路さんやお詣りの方に会ったのですが、本堂では誰にも会いませんでした。

本堂では、自宅近くのお寺、神社に次いで、今年3回目のお詣りです。

P1060831_2 お詣りを済ませたら、山道のほうに向かいます。

ヤブムラサキの実が枝に一つだけ残っていました。

P1060833 実がたくさんついているホソバジャノヒゲもあります。

P1060834 紫の実、青い実の次に現れたのは赤い実でした。

ツルリンドウの実です。

相当日陰っぽい場所ですが、それでもちゃんと実をつけてますね。

無精してしまい、薄暗いのに望遠で撮影してピンボケです。

P1060835 上を見上げると、ここにもソヨゴの実が見えました。

この山では今までソヨゴを見た記憶があありなかったのですが、その季節に来てなかったということなんでしょうね。

讃岐の里山ではほんとにありふれた樹木ですが、最近は庭植えの木としても人気があるようです。

P1060838

天霧越えに着いたのは15時7分です。

歩き始めが14時6分ですから、いくら途中でお詣りをしたといっても、ここまで1時間もかかってしまっているんですね。

スローペースも良いところです。

天霧越から天霧山へというコースもあるのですが、この日はそちらには行かず、弥谷山へと向かいます。弥谷山への登りは緩やかな尾根を直登しますが、途中、イノシシの掘り返した後がずいぶんありました。この山系は2年ほど前まではイノシシはいなかったのが、最近イノシシが住み着いているそうです。地元の人に聞いた話ではそれも豚と交雑したイノシシらしく、小さいイノシシだという話でしたが、私はこの山のイノシシはまだ出会っていません。

P1060847 弥谷山には15時25分着でした。

緩やかな尾根ですが、直登しているので、結構なアルバイトで汗だくになってしまいました。

やはりヒートテックの下着のままで登ったのがよくないです。

コメント

keitann様 こんにちは
穏やかな山歩きでしたね。椿の花がもうこんなに進んでいるのですから御地は矢張り三河よりも余程季節が進んでいるのではないでしょうか。
テイカカズラの種は本当に今頃になって目に付くようになりましたね。
平安時代の作とされる磨崖佛はそれぞれの仏様が屋根を持って見えるのですね。
ヤブムラサキもホソバジャノヒゲもとても良い色に撮れていると思いました。
最近の低山は猪に相当かき回されていますね。
そのほかに鹿がいたるところで貴重植物に害をなし、困りますね。
驚いたことなのですが、三河と静岡の県境で、浜名湖のすぐ傍の山にカモシカが出没するようになったそうです。こちらは国の天然記念物ですので、あまりのことは言えませんが、適度な駆除が必要かもしれませんね。

ヒートテックの下着はピンからキリまであるようで、小生はどうやらその、キリの方に当たったようで、恩恵をあまり感じないで居ます。

ぶちょうほう様、こんばんは。

この日は気温もまずまず、無風状態だったので、寒さも感じませんでした。

お正月早々のユキワリイチゲを見に行ったときにはテイカカズラはまだサヤが弾けてばかりのを見ました。県境付近なので、季節が少し遅いのでしょうね。
でも、里山ではテイカカズラは1月ともなれば、弾けてしまって種子がふわふわ飛ぶ季節です。
磨崖仏は平安時代のものですから、雨水などでこれ以上風化しないように屋根が取り付けられたのだろうと思います。
ヤブムラサキとホソバジャノヒゲはどちらもちょうど西日を受けて綺麗な色をしていたので幸運でした。
カモシカがそんな低山に出没するようになったのですか?
そういえば四国でも徳島の低山に出没すると聞いたことがあります。こちらは天然記念物ですから、駆除はしないでしょうね。
ヒートテックの下着は普通に暮らしているときはいいのですが、山登りなど激しい運動時は汗を熱に変えるので暑くてますます汗をかきます。汗をかくのは別にいいのですが、速乾機能がないので、汗をかいた後が風邪を引きそうになります。
最近だと、速乾機能のついたのも探せばあるかもしれませんね。

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