蟠蛇ケ森で春を先取り、その2、ブンタン畑
畑や民家の間を縫って登るのは、いつもの山登りとは一味違う歩きです。
畑になっている野菜や果物を眺めながらの歩きは、私には面白いのですが、何しろ普通の山道よりもうんと急な道ばかりで、お世辞にも登りやすい道とは言えません。
それでも、急勾配の道を汗をかきながら登るおかげで、高度はぐんぐん稼いでいるようです。
私はもともと登りが苦手なうえに、足首の故障がまだ祟っていてのろのろ歩きですが、他の方はペースが速いので、たぶん他の方だけだったらもっと早いペースで登れていたでしょう。
大根畑の向こうに、海岸線に近い山々が目線の高さで見えてきました。そして、平野部はかなり下のほうに見えるようになりました。
イノコズチもそうですが、細い里道の傍らにはセンダングサの実もいっぱいあって、ふと気が付くとズボンにひっつき虫がいっぱいついています。
2年前にはそれほど記憶に残ってないのに、この日はやたらとカラスウリ実がぶら下がっていました。
香川の山で見かけるのは圧倒的にキカラスウリばかりなのですが、ここ蟠蛇ケ森ではカラスウリをずいぶん見ました。
いかにも暖かそうですが、実際、暖かいを通り越して暑さで喘ぎながら登ったのです。
朝、自宅を出るときはマフラー代わりに首に巻いていたタオルマフラーが、今では完全に汗拭きタオルに化しました。
かなり登ってきましたね。
高知のブンタンはほんとに美味しくて、産地にもよりますが2月~4月にかけてのブンタンの美味しさは何とも言えません。
ブンタンの入ったコンテナをレールに乗せて下まで下ろすのでしょうね。香川のミカン山でも良く見かけます。
ミカン類は山の斜面で作るので、重労働なのです。
レールの下に青々と茂っているのは、もちろんヒガンバナの葉っぱです。
秋にはここはヒガンバナで真っ赤に染まることでしょう。
かと思えば、こちらはEさんが目ざとく見つけてくださったセントウソウ・・・。
秋と春と冬がやはり混在しているのでした。
こんにちは。
南国はもう春の気配ですか。
羨ましいですね。
昨日は日比谷公園の噴水が凍りついてニュースになっていました。東京は寒中真っ只中です。
ノコンギクとセントウソウの混在は、多摩では考えられませんね。
投稿: 多摩NTの住人 | 2012-01-13 08:43
多摩NTの住人様、こんばんは。
高知って、私の住む香川よりも、たいてい2~3℃は気温が高いみたいですね。
今日は高校時代の友人に用事があって電話したら、室戸岬の傍でいるとのことで、暖かいよ、とのことでした。
特に山の南面は風が吹いても黒潮からの風であまりつめたくないんですよね。
ノコンギクとセントウソウが同じ日に見られるなんて、香川でもあり得ない話です(^_^;
投稿: keitann | 2012-01-13 23:54