トリガタハンショウヅル
トリガタハンショウヅルのトリガタとは鳥形山のトリガタです。
高知の鳥形山で最初に発見されたのでトリガタハンショウヅルと名づけられたようですが、鳥形山でしか見られないというわけではなく、香川の少し奥まった山では結構見ています。
この日見たトリガタハンショウヅルはまだ緑色がかった色合いで、咲いたばかりと言う雰囲気でした。
目が慣れないうちは探すのにちょっと時間がかかりますが、一つ、花を見つけるとあちらにもこちらにも咲いています。
咲き進むにつれて色が白くなってくるのはシロバナハンショウヅルと同じです。
葉は対生で3出複葉です。
シロバナハンショウヅルの葉に比べすっきりとした葉をしています。
花の形や葉の形が違います。
自生する場所は、シロバナハンショウヅルは海岸近くの低山から標高500m程度の山にまで自生するのに比べ、トリガタハンショウヅルのほうは低山では見たことがないです。
細長い釣鐘状の花です。
私はどちらも種から育てたことがありますが、シロバナハンショウヅルは7年ほども維持していますが、トリガタハンショウヅルのほうはなぜか2,3年でだめになります。
ツルもシロバナハンショウヅルのほうはずいぶんツルを旺盛に伸ばしますが、トリガタハンショウヅルのほうはツルをあまり伸ばさず上品な雰囲気がありますね。
繁殖力が強くてどこででも見かけるセンニンソウやボタンヅルと違い、見つけると嬉しくなるクレマチスです。
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