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2012-05-15

新緑の伯州山に登る、その4、エンレイソウとキンシベボタンネコノメ

登山道は沢に沿ってつけられていて、道幅もかなりあり、歩きやすい道です。

四国の山のように険しくないので、急坂も少なく、それほどしんどくはありません。

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この日初めてのエンレイソウが咲いていました。

エンレイソウは四国の山ですでに見ていましたが、岡山の山にも多そうですね。

Sさんにお尋ねしたところ、シロバナエンレイソウは中国地方の山ではあまり見かけないそうで、エンレイソウと言えばこのタイプのものばかりだとか・・。

四国の山ではシロバナエンレイソウもかなり見かけますので、やはり土地によって咲く花も違うようです。

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山から小さな沢が流れ落ちるところではキンシベボタンネコノメが咲いていました。このネコノメは2年前にも岡山の毛無山で見ていましたが、そのときはすでに夕方でじっくり見られませんでした。

今回はあちこちで何度か見ることができました。

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ガク裂片が緑色だということですが、何しろ望遠レンズでの撮影ですので、あまりはっきりとは確認できません。

この手の花はマクロレンズが欲しいぐらいですね。

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エンレイソウは地味な花ですが、こうして草姿を見てみるとなかなかすっきりした良い姿です。

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スミレサイシンの全体像を撮影してみました。

今まで島根の山でサンインスミレサイシンは見ているのですが、スミレサイシンの葉をきちんと見たのは初めてかもしれません。

サンインスミレサイシンの葉はもっと細長いので区別できますね。

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登山道から下を見ると沢が轟々と音をたてって流れています。雪解け水の量がまだまだ多いようです。

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スミレサイシンの青味の強い花と白っぽい花の両方が直ぐ近くで咲いていました。

スミレサイシンの葉は花の咲き終わりの頃に展開するので、この株でも葉がまだ丸まっていますね。

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スミレサイシンの花の咲いたばかりの株がようやく見つかりました。

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ミヤマカタバミの花の綺麗に開いたものもようやく出てきました。カタバミの仲間は日が射さないと花が開かないので、それまでは花の閉じた株ばかりだったのです。

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皿ヶ嶺で良く見るコミヤマカタバミに比べるとやっぱり花が大きいですね。

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枝ぶりの立派なブナが出てきました。

このブナは四国で見かけるブナのような樹形ですね。

中国地方のブナはどちらかというとスラリとした樹形のが多くて、こんな樹形のは珍しいです。

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サンカヨウの株も出てきましたが、残念ながら花芽がまだ小さかったので、花の時期はあと10日はかかりそうです。

サンカヨウはいつも北アルプスで見ているので、我慢しましょうか。

雪解け直後に咲く花の花芽がこの大きさだということは、比較的最近までこの付近は積雪があったということだと思います。

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沢をバックに2輪のエンレイソウを撮ってみました。結構気に入った画像です。

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枝のつき具合が幹の片方にばかり集中しているブナもありました。

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ピンボケになりましたが、モヤシ状態のフキノトウです。

これも、この前まで雪に埋もれていてこんな生白状態なのだと思われます。

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