初夏の東北の旅、その8、早池峰山頂へ
稜線がガスで見えなくなったので、どのあたりを歩いているのかはっきりしないのですが、11時になったので、3度目の休憩を入れました。900mの登りなので、当初は途中2度の休憩で登れるかとも思いましたが、数十年ぶりの1000m以上の山に登る先輩たちには、ちょっと厳しそうです。
幸い、早出してきていることだし、下った後は真っ直ぐに連泊している温泉に帰るだけなので、時間は気にしなくて良いのがありがたいですね。これが一日後だったらシャトルバスの時間を気にしなければいけないところでした。
岩場に咲いているチシマアマナを今まで登ってきたルートを背景に撮ってみました。
可憐でいて、なおかつ、たくましい花ですね。チシマアマナのこんなに綺麗な時期に来られたことに感謝です。
打石と言う道標が見えました。
登り始めは「15」などと言う数字があって、数字は増えて行っているようです。
まさか山頂=100なのでは?
としたら、まだ相当ありますね。
ナンブイヌナズナはあっちでもこっちでも咲いているのに、ミヤマタネツケバナはここでしか撮影していません。
自分のブログ内を検索してみたら、鹿島槍で見ているんですね。
これが蛇紋岩なんです。
東赤石のシコクギボウシやタカネマツムシソウを思い出します。
登る人たちの下のほうにもナンブイヌナズナや白いヒメコザクラの花が見えています。
ほんの少ししか咲いてないのかと思っていたヒメコザクラは登るにつれて普通種みたいにたくさん咲いています。
白っぽい葉が見えるのがハヤチネウスユキソウかもしれません。
あれ?と目に留まったものの、花がまだ咲いてなくて、コケモモ?なんて思ってしまったのですが、これはイワウメの花が咲く前の姿だったんですね。
河原の坊からのコースでは咲いているイワウメは見かけませんでした。
私がOさんとイワウメを見ながら「なんだろう?」と話しているうちに、先を歩かれるAさんとKさん。
Aさんは腰痛がひどく、Kさんは膝痛があるそうで、この年代になるとどこも悪くない人のほうが圧倒的に少ないのですね。
山頂まであと少しと言うのに、小雨が降ってきました。
11時30分、雨具着用です。皆さんには雨具と地図だけは忘れないようにと、事前に連絡してもらっていたのですが、山歩きに雨具は欠かせませんね。
昔の雨具は蒸れるわ濡れるわで役に立ちませんでしたが、今は良い雨具があります。
雨が降っているのですが、こんなに豪勢に咲いているヒメコザクラを見ると撮影しないわけにはいきませんね(^_^;
「これは何だったかな?」と思いながら撮影した小さな花はコメバツガザクラでした。
これも鹿島槍で見ていました。
やっぱり山頂が100だったんですね。と言うことは後ちょっとですね。
それまで真っ直ぐ上に向かって登っていたルートが、東斜めに上がって行くようになりました。
山頂も間近みたいです。
先輩たちに「山頂ですよ~」と告げます。
keitann様 雨の中を山頂到着ご苦労様でした。
雨が降ると、写真撮影山行は途端に勝手が悪くなりますね。
そんな中ですが、ヒメコザクラの見事な株振りを愛でさせていただきました。
また記事冒頭のチシマアマナは良い雰囲気ですね。
いつも出会うチシマアマナは横向きに咲いていますが、ここのものはこんな天気のときでも上を向いて咲きますね。
コメバツガザクラの花が未だこんな状態なのに、他の花たちがどんどん咲いているのが不思議に思えました。
投稿: ぶちょうほう | 2012-06-21 14:32
ぶちょうほう様、こちらにもコメントをありがとうございます。
登り始めはなんとか雨粒は落ちなかったのですが、この日の予報は曇りのち雨と言うのが当たりました。
でも、雨が降り始めてから30分もしないうちに山頂に着いて良かったです。もう少し早くから降り始めていれば、登頂は断念したかもしれませんから・・・。
ヒメコザクラもチシマアマナも貴重な花ですが、登山道沿いに惜しげなく咲いていて、被写体はいくらでもありました。
まだ6月上旬と言う季節にもかかわらず、思っていた以上に花が早く咲くのは、この山が岩場の山で、樹林が少ないので、雪解けが早いのと日当たりが良いせいではないかと思いました。
投稿: keitann | 2012-06-21 22:34
ヒメコザクラ、ナンブイヌナズナ、イワウメ、、、どれもこれも良いですねえ。
それもこんなにたくさん咲いてて。
keiさんの文章と写真を読んでると、私もいつか登らねばならんなと思いを強くしましたよ(^o^)
投稿: 加納@出張帰り | 2012-06-23 22:46
加納さん、こんにちは。
ヒメコザクラ、ナンブイヌナズナ、イワウメ、どれも大盤振る舞いで咲いていましたよ。
岩場に咲く花は、どれも凛と気高く咲いてますね。
人間の思惑など関係なく、岩場の花は独特の世界を醸し出していました。
こんな姿が見たくて、毎年、夏になると苦しくてもアルプスの山々に登ってしまうのだと思いました。
加納さんのところからですと、花巻は少し遠いですが、一泊すれば余裕で登れると思いますので、ご検討ください。
投稿: keitann | 2012-06-24 11:36