7月半ばの里山の花と実と生き物、その1
昨日までの3連休は来客があったので、遠出は出来なかったのですが、3時間ほど暇を見つけては野草散策するというパターンでした。
15日は、午後3時ごろからユウスゲの咲く山に出かけてきました。
この山のユウスゲを見るのも、私としては毎年恒例の感があるのですが、ユウスゲは間違いなく咲いているとしても、他の花、例えばツリガネニンジンやワレモコウなどは訪れる時期によって咲いていたりいなかったりです。
名前には「アキノ」とついているアキノタムラソウですが、毎年、7月にはどこかの山で見ています。
この時期の里山はチョウがずいぶん多くて、この日も、アキノタムラソウには2人のお客様が来ていました。
モンシロチョウのように見えますが・・・・
毎年、7月のこの山で見ているチョウです。
シソ科の花の中では私の好きな花、クルマバナも期待通りに咲いていました。
オカトラノオにはベニシジミがとまっていて、白い花色が華やかなベニシジミの色を引き立てます。
ほとんどのオカトラノオが咲き終わりかけているのに、ここだけまだ初々しい感じで咲いていたのは草刈の後から伸びてきた株かも知れません。
オカトラノオは初夏の花と言うイメージがあって、もう一ヶ月ほど前に綺麗に咲いているのを、立ち寄ったカフェの庭で見ていました。地下茎で増えるらしくて、よく増えるそうなので、うちの庭にも植えても良いかなと思ったりしたのでした。
オカトラノオって、決まって、同じ方向に枝垂れているのが面白いですね。
こちらにもスジグロシロチョウがとまっているオカトラノオのちょっとした群生がありましたが、こちらはもう花も終盤です。
でも、やはり同じ方向に枝垂れていると思いませんか??
ジャノメチョウの仲間はあまり名前を知らないのですが、調べてみたらヒメウラナミジャノメのようです。
それにしても、オカトラノオはチョウにずいぶん人気のある花ですね。
まだ綺麗に咲いていたネムノ花にとまっているのはナガサキアゲハかな?
遠目だったので、模様がはっきりわかりません。
この日はお休みだったせいか、山にはウオーキングの人なども来ていましたが、チョウの追っかけの方が来ていて、「オオムラサキがいますよ」と教えていただきました。
オオムラサキはかなり前に撮影したことがありますが、それ以後姿を目にするのは7年ぶりぐらいです。
生憎と木にとtまってくれなかったのですが、飛ぶ姿は何度も見ました。飛ぶのが速くて、キアゲハなどを追っ払っていました。調べてみると、オオムラサキは強いチョウで、他のチョウなどを自分のテリトリーから追っ払うようです。
飛び方も独特でした。
よく来るこの山にオオムラサキが生息しているなんて初めて知ったので、ちょっと嬉しかったです。何しろ国蝶ですからね。
画像が撮れなかったので、何年か前に撮影したオオムラサキの画像をアップします。
それにしても素晴らしい飛翔でした。
アゲハチョウなどのようにひらひらと飛ぶのではなく、直線的な飛び方をするんですね。
夕方の山は、まさにチョウたちの天国です。
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