今年もタカネバラに会いに、その1、4日の決断
ここ5年ほど、6月末頃になるとタカネバラを見に東赤石に登っています。
私の中ではタカネバラとゴヨウツツジ、キレンゲショウマ、この3つの花は、毎年、見に行かずにはおれない花なのです。
去年見たから今年はもういいということはありません。
それと標高差1000mの登りは大変ですが、登ったという充足感があるのも良いものです。
ところが今年は例年になく梅雨前線が活発で、なかなか行けずにいました。たまたま天気のよ良さそうな日は用事があったりと、うまくいきません。
週間予報を見ていたら今週は5日ごろがかろうじて雨ではなさそうなので、5日に登ろうと思っていました。それが4日の朝、普段通り起きて、普通に家事をこなしていたら、青空の気配・・・。慌てて愛媛東部の4日の詳細な予報を見てみたら、午後3時ごろまでは天気がもちそうです。逆に予定していた5日は雨予報に変わってるではありませんか。
時刻は8時近かったのですが、まだ高速の通勤割には間に合うと思い、東赤石に登ることを決断しました。
↑画像は小雨の後、タカネバラの自生地に着いたら、幸運にも雨が止んでくれてしっとりと雨露に濡れた素晴らしく綺麗だったタカネバラです。この日は結局、雨に2度も遭いましたが、それでも肝心要の時に止んでくれてほんとに出来過ぎの1日でした。
考えたら、去年は6月23日に登っているのですが、タカネバラはトラバース道でたった2,3輪しかまだ咲いてなかったのです。今年はたくさんのタカネバラに会いたい、そう思っていました。
8時前に東赤石行きを決めたら、急いで身支度をします。と言ってもザックには必要なものはすべて入ってるので、後は山用のウエアに着替えて8時20分ごろ自宅を出発します。ガソリンが少なかったので、高速に乗る前に給油も済ませました。
高速に乗り、新居浜インターで下りたほうが瀬場に行くには早いのかもしれないと思いましたが、いつも走りなれている道のほうが勝手がわかっているので、やはり三島川之江インターで下ります。コンビニで手早くお昼ご飯と飲み物を調達したら、一路別子街道へ・・・。
時間がないので、途中で車を停められないと思いながらも、マタタビのところで停めてしまいました。
この前からマタタビの葉が白くなっているのを何度も見ているのに、今年はマタタビの花をまだ撮影してなかったのです。
ところが、去年は6月23日に撮影しているので綺麗な花がまだ咲いていたのが、今回はすでに実になっていました。
毎年、一度ぐらいはマタタビの枝を少し我が家の猫たちにお土産に持って帰ってやるのですが、今回は急いでいたもので、忘れてしまいました。きっと、猫たち、マタタビの実も喜ぶんでしょうね(^_^;
急がなくてはいけないのに、またまた車を停めてしまいました。今度は対岸にミヤマフジキみたいな白い樹木の花が見えたからです。
でも、どうやらこれはミヤマフジキではなくてクマノミズキだったようです。
ミズキよりも約1か月遅れで花が咲きます。
別子街道は別名花街道とも言われるぐらい、春は桜、梅雨時はアジサイが見事です。
時間がなくてこれしか撮影してませんが、この日のアジサイはほんとに見事でした。
登山口の瀬場に向かって走っていると、前を行く4駆の車が見えましたが、私が瀬場に車を停めたら、その車もやはり瀬場で停まったようです。
急いで身支度をしましたが、登る段になって、なんとウエストポーチを忘れてきたことに気づきました。レンズをいつもウエストポーチに入れて歩いているのですが、仕方なく、この日はザックにつるします。ザックに入れてしまうとレンズ交換に手間取りますからね。
どうやら私の前を走っていた車に乗っていたらしいご夫婦も、私以上にゆっくりされていて、まだ身支度をされているようです。
お話を伺うと、やっぱり「タカネバラの咲いている場所までですかね」ということでした。
登り始めは10時19分です。こんな遅い時間に東赤石に登るのは初めてなので、コースとしては瀬場谷から直登コースを登りトラバース道経由で赤石山荘へ、そして山荘コースを下ることにしました。
ヤマツツジって花期がほんとに長いですね。
前日の3日に大雨が降ったので、ものすごい水量でした。
まだ木が新しいですね。
東赤石では数は多くありませんが、時折、ミヤマウズラの葉も見かけます。
トチバニンジンの花が咲き始めています。
去年は綺麗に咲いていたコガクウツギの花もほとんど終わっていました。
その代わり、瀬場谷のヤマアジサイが咲いているに違いありません。
気は急くのですが、休憩はちゃんと取ることにしました。
忘れてはならないタカネバラの季節ですね。
山歩きは時間が遅れるとテンションが下がり気味になり、行くのを止めてしまう事がなんどかありました。
でもこんな時期はお天気ですよね、花のタイミングは今しかないのだし。
あの日のタカネバラはもちろん、対岸のユクノキもきれいに咲いていたことを思い出します。2009年の事でした。
まだ3年しか経ってないんですね!もうずいぶん昔の事みたいに思うのはなぜかしらん??
あの時はロングコースでしたが、こうしてkeitannさんがアップしてくださるおかげで、あの時のシーンを思い出します。
投稿: noi | 2012-07-06 07:16
noiさん、こんばんは。
私も最初から登る気でいるときは、前もって5時ごろには起きるのですが、このときは前日に見た予報が良くなくて諦めていたのです。
それが朝になって素晴らしい青空が広がっていたので、急に行く気になりました。結局、その翌日も翌々日も雨だったので、決断は正解だったようです。
タカネバラは素晴らしく綺麗な株が1株あって、その株に会えただけでも、登った甲斐があったと思いました。
ユクノキは今年はとうとう見ることができませんでした。やはりタイミングもあるのと、裏年があるようです。今年はツツジ類やヤマボウシも裏年みたいですね。
ご一緒したのは2009年でしたか。
私も東紅いにタカネバラを見に行くたびにnoiさんと歩いたことを思い出しますよ。
今年は遅い出発であのロングコースが歩けなかったのが残念でしたが、山はいつ登っても何かしら感じるものがありますね。
投稿: keitann | 2012-07-06 22:08