2013年、初散策にて、その1、フキノトウ
我が家にとっては今年早々の行事だった法事も無事に終えた翌日の7日は 予報でも快晴ということでした。
午前中に後片付けなど済ませ、昼になるかならない頃に、県境方面にユキワリイチゲの様子見に行ってきました。
思えば、12月中旬までは里山の近くを車で走ったりしていましたが、その頃はまだコナラが落葉しておらず、四国の山で冬枯れの様子を見るのはこの冬初めてのことでした。
毎年、年が明けて初めての散策を続けていますが、今年で7年ぐらいになるでしょうか。
ユキワリイチゲを一緒に見に行った友人Hさんの息子のY君が室戸の海で亡くなったのは、この時期でした。
Y君の7年の法事をこの13日に営むのだと友人が言っていました。
生きていれば、Y君は今年でたぶん38歳になるはずです。
去年もその前も、お正月明けには雪が結構あって、普通車の私はいつも道路状態や気温を気にしながら走るのですが、今年は山里の気温も6℃と暖かいほうです。
それでも、1日中日陰になる場所は、ツララがこの通り、例年と同じ様子で迎えてくれました。
ツララを撮影しようと思い、車を停めたら、目の前にコウヤボウキのピンクの綿毛が輝いていました。
これもこの冬初めて見る光景です。
この綿毛がすべて飛び立って、芽を出したなら、山中がボタンヅルだらけになりますね。
毎年、何という花が咲いてるのだろう?と不思議に思い見ていたこの花は、もしかしたらシキザクラだったのかも・・・。
石巻の日和山公園で咲いていたシキザクラに良く似ていると思いました。花の名前はその時はわからなくとも、数か月後、いや、数年後にひょんとしたことからわかることもよくあることです。
ピンボケになってしまいましたが、フユイチゴの実はすでにかなり食べられているようでした。
今年は野山に木の実があまり残ってないようです。
小さな沢にかかった橋の上だけに、うっすらと雪が残っているほかは、あまり白くなっているのを見ません。
この冬は12月から雪が何度も舞ったのですが、年が明けてからは、あまり降ってないみたいです。
去年は雪景色だったので、そういう画像ばかり撮りましたが、今年は雪がないので、自然と植物に目が行きます。
これは見覚えがあるのですが・・・・アカネの実かな?
ノバラの実は残っていますが、これはさすがに野鳥も食べにくいでしょうか。
去年はツルウメモドキがいっぱい残っていたけど、今年は一つも見当たりません。
確か、この辺に以前はショウジョウバカマの株があったはずだけどと目で探していたら、フキノトウが芽を出していました。
幾らなんでも早すぎるんじゃないの??
その後も探してみましたが、やっぱりほかのフキの株はまだまだフキノトウの片鱗すら見えませんでした。
どこにでも、気の早いのがいるもんですね。
ダウンを着てきたものの、手袋は忘れるわ、いつも持ってくるポットに入れたコーヒーは忘れるわ、帽子は忘れるわですが、例年ほど寒くなくて、手袋なしでも手がかじかむこともありません。
山からすっかり離れていてぼけた頭に訛った体でしたが、それほど厳しい条件ではない日に初散策出来て、運が良かったというべきでしょうか。
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