2月6日の散策、その1、シマカンギク
ツクシを見たついでに、その周辺を少し歩いてみることにしました。
いつもの私の散策場所なのですが、いつもとは違う方角に歩いてみました。
いつも気になりながら、今まで一度もそちら方面に歩いたことはなかったのです。
葉が寒さで赤く葉焼けしています。
こちらは12月から1月初めごろまで咲いていた花の咲いた跡でしょうか。
いつもの散策場所では不思議なことにシマカンギクを見ることはあまりありません。
ほんの100mほどしか違わないのに、こちら側ではシマカンギクの株がたくさん見られるのが、何とも不思議でした。
こんなことなら、今年の秋からはここに見に来ればいちばん早いですね。
この日は本格的に山に登ろうという気葉なかったのですが、ほんの少しだけ登ってみると、アベマキのドングリがまだ一杯落ちていました。
この辺の里山にはアベマキの木が多いです。
アベマキの葉はコナラより大きく、裏が白いので、私にも見分けがつきます。
この辺りは山と山の狭間になっていて、こんな狭い場所も、地元の人がちゃんと田んぼにしています。
付近は戸数10戸ほどの小さな集落になっていて、田んぼのあぜ道などは良く手入れされています。
水仙もたくさん植わっていて、もうすぐ良い香りが立ち込めそうでした。
日当たりの良いところではホトケノザがすでに満開となっています。
山のほうに向かって道なりに歩いていくと、あるお宅の塀の上には「見てください」と言わんばかりにバイカオウレンの鉢植えが置かれていました。
丁度1週間前に高知で見てきたばかりのバイカオウレンの花ですが、香川でももうこんなに咲いてるんですね。
もっとも、香川の山にはバイカオウレンは咲きませんが(^_^;
歩を進めると、目の前に綺麗な色のウスタビガの繭がぶら下がっていました。
これがぶら下がっている木と私の間には、小さな溝があって、1mぐらいまでしか近づけませんが、望遠レンズがあればどうってことのない距離です。
そして、この日はなんと3つの繭を見つけたのです。
また、この翌日はトレーニングのための山登りをしたのですが、そのときもウスタビガの繭を3つも見つけました。
今年はウスタビガの繭が多いのでしょうか?
いつもは一冬に2度ぐらいしか見ないのですが、今年はすでに8個も見つけました。
綺麗に手入れされた細い道を歩いていくと、ツワブキの株が見えます。
海に近いので、ツワブキもやっぱりこの辺りでは良く見かけます。
先ほどから、行く手に堰堤のようなものが見えていて、たぶんため池があるのだろうと思っていましたが、案の定、登って行くと小さなため池でした。
香川は昔から水不足に悩まされてきた土地柄なので、どこに行ってもため池を見ることができます。
ミカン畑の下を一周して歩くことにしました。
標高100mもあるかないかの山の稜線ですが、高知とは違い、アベマキやコナラの木が多いです。
ちょっとヤブ漕ぎして登ってみたい気もしましたが、この日はあいにくとリュックも何も持っていません。
ミカン畑のすぐ下まで歩いてきたら、ミカンはミカンでもハッサクでした。
もう2月ですから晩柑の季節に移行しているんですね。
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