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2013-04-20

念願の工石山へ、その7、下山路の花

登山道のわきに何やら踏み跡があると思ったら、眺めの良い岩のようです。

コースタイムが短い山なので、見どころはすべて立ち寄りましょうということで、またまた寄り道してみました。

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北の頂からは樹木がちょっと邪魔をして、石鎚が見えにくかったのが、ここだとばっちり見えます。

主だった峰に名前を打ち込んでみました。

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傑作をものにしようとカメラを構える2人・・・。

カメラを向けた先が違うようですね。

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眼下には朝方登ってきた車道や、眺めながらやってきた棚田が広がっています。

向こう側の山系との間が深い谷になっていて、吉野川が流れているのです。

眺めの前で白く目立つ岩が、白鷲岩でした。

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白鷲岩の説明です。

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直ぐ東側に見える電波塔の立っている山が三辻山のようですね。

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岩の傍にはアケボノツツジが咲いていて、ここの花も咲いたばかりでとても綺麗でした。

こんな至近距離で、アケボノつつじの花を見られるのが嬉しいですね。

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再び登山道に戻り歩き始めると、ハルトラノオがここでも咲いていました。

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シキミの花が満開でしたが、自生なのかどうか、ちょっと考えました。

でも、木の名前のクイズにも会ったので、これは自生だと判断しました。

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標高を下げてきたので、スミレ類も見かけるようになってきました。

これはタチツボスミレですね。

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そして、登りでは見かけなかったコミヤマカタバミが花数はそれほど多くないですが、咲いていました。

この花を見るにも、天気の良い日でラッキーでした。

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山頂直下では咲いてなかったシロモジの花がまた見られるようになってきました。

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こちらは綺麗な斑入りの葉をしているフイリシハイスミレです。

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また登山口でも葉だけを見ているのですがこの葉はナガバノスミレサイシンのようですね。

花はもう終わったのかも・・・。

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センボンヤリも登りで見たのより初々しかったです。

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開花し始めた山桜も見えるようになってきて、だいぶん下ってきたようです。

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13時55分、杖塚まで下ってきました。

工石山をぐるりと一周してきたわけですね。

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登りでも見かけたミツバツツジの下を下って行かれる夫婦連れらしい方たち・・・。

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14時6分、登山口まで帰ってきました。

コースタイムでは2時間35分ですが、花あり展望ありで、あちらこちらで寄り道してきたので、このぐらい時間がかかっても仕方ないですね。

それにいったん山に入ったら、その山を最大限に楽しみたいものです。

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登山口の桜は、こんなに満開でした。

この日、感じたのは、やっぱり山登りで見る花がいちばん良いな~ということでした。

冬や早春の間は、山にはほとんど花が咲かないので、精々低い里山程度しか登りませんでしたが、標高1000m超える山に、花を見ながら登る楽しさは、散策だけのお花見とは全然違う楽しさがありますね。

山の良さをつくづく再発見した一日でした。

コメント

keitann様 こんにちは
このシリーズを通しで、拝見いたしました。
アケボノツツジとシコクバイカオウレンが随所で出て来ましたので、それをとても印象深く受け止めましたが、そのほかにも沢山の花が出て来ましたね。
締めくくりのところで仰言る様に、花を見ながら山を登っていく楽しさは格別のものがありますね。
これから季節が進み、ツツジ科の花がどんどん咲いて来ますので、その楽しみは、地面を探すことから離れて、視線を幾分上げて味わうことになるようです。
シャクナゲの花、ドウダンの花などが楽しみですね。

ところで、四国ではウチョウランの花を探し、眺める楽しみはあるのですか。

keitannさんお先に失礼します
ぶちょうほうさん初めまして高知で登山・花散策を趣味としているものです。
工石山以外でもアケボノツツジ咲きますが香川からの方はすぐここへのぼられます。早くからアケボノツツジ咲く別の山ではスミレをはじめとして「ウチョウラン・ユウシュンラン・キンセイラン・クマガイソウ」などなどが咲きます。
昨年は登山道脇でウチョウランを沢山見られました。(探しながら歩いてですが)
残っていることに感謝する山です。地元の方の情報を頂いて登ることが花を見る大事なことだとおもいます。ネットという便利なものがありご時世ですから。

ぶちょうほう様、こんばんは。

アケボノツツジとバイカオウレンは仰るように、まるで工石山を象徴するような花でした。
その他の花はそれほど随所で咲いているというわけではないのですが、アケボノツツジとバイカオウレンだけはあちこちで見かけました。
冬場から早春にかけては、高い山に登っても花とは無縁ですが、4月ぐらいからは高い山にも次第に花が咲いてきます。麓に咲く花、中腹に咲く花、そしてまだ花の咲いてない山頂付近、そんな花事情を眺めながら季節の推移も感じながら歩くのは、心躍ることです。
やはり私は山が好きなのだと実感した日でもありました。
今日はロングドライブしていたのですが、標高の低い場所ではフジやツツジが見ごろですね。
少し登って行くと山桜がまだまだ綺麗でした。
シャクナゲは石鎚山系では5月末頃の花になろうかと思いますが、確かに今からはツツジの花やヤマシャクヤクなど大型の花も見ごろを迎えて楽しみです。

ウチョウランが咲くという山は知っていますが、私自身はまだ山でウチョウランは見ていませんので、↓の流れ星さんのコメントを参考になさってください。

流れ星さん、こんばんは。

今回、私が工石山に登りたかったのはシコクバイカオウレンが自然に山の中で咲いている姿を見て見たかったのがいちばんの目的でした。
アケボノツツジは石鎚山系など、他の山でも見られますが・・・。
ランの仲間がたくさん咲くという山…察しはつくのですが、それはぶちょうほう様に教えて差し上げても良いのでしょうか?

流れ星様 初めましてこんにちは。
そして、keitann様 お心遣いを感謝します。

で、ウチョウランのことですが、四国にその花が咲くかどうかということにちょこっと好奇心が涌いただけのことでした。
ですから咲く場所があるよ・・・という情報だけで小生の好奇心は十二分に満足できました。
四国そのものになかなか行けないので、四国の山やそこに咲く花のことに思いを馳せながらこのブログを楽しんでいます。
お二方のお心遣いを感謝申し上げます。

なお、ウチョウランは三河では鳳来寺湖周辺の岩壁によく着生していますが、手の届くような場所のものは持ち去られてしまうようです。

ぶちょうほう様、こんばんは。

ラン好きでいらっしゃるぶちょうほう様ですから、ウチョウランも関心がおありなんでしょうね。

ウチョウランは確か秋の初めごろに咲く花でしたね。

私自身も日本各地の花を見たいと思いながらも諸事情でなかなか叶いませんので、遠方に花を見に行くことの大変さはお察しいたします。

でも、四国にしか咲かない花もありますし、本州とは一味違う山の風景も楽しめますので、そのうちに一度は四国にも足を運んでくださいね。

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