3月末の散策より、ハルトラノオとシロバナネコノメ
春まだ浅い山に咲くのはコバイモとユキワリイチゲだけですが、ほんの少し春めいてきだすとハルトラノオやネコノメソウの仲間が咲き始めます。エイザンスミレが咲いていたので、そんな早春の花も咲き始めたかな?と少し期待していたのですが、期待にたがわず、ほんの少しですが咲き始めていました。
ハルトラノオもいかにも早春の花っぽい雰囲気があって、好きな花です。
野草散策を始めたばかりの頃、良く通った剣山にも咲いていて、ハルトラノオやヤマエンゴサクを見ると東寺を思い出して、ちょっと懐かしいです。
高尾山ではこれより20日前にハナネコノメを見ていましたが、こちらはハナネコノメの母種になるシロバナネコノメです。
いつもの年だと徳島でその年の最初のシロバナネコノメを見ているのですが、今年は徳島のその場所をいまだに訪れていません。
ユリワサビも高尾山で今年の初見の花を見たのですが、これは四国にも多いです。
春はアブラナ科の白い花も多く咲くので、以前は見分けがつきませんでした。マルバコンロンソウやミツバコンロンソウ。ユリワサビ、ハタザオの仲間など・・・。
こういう仲間は花ではなく、葉を観察しないといけませんね。
コチャルメルソウはマンサクを見に行った折りに、1株だけ開花株を見ているので、これが2度目です。
これも白い4弁のアブラナ科の花ですが、こちらは株が大きいのと葉に特徴があるので、すぐにわかりますね。
昔は畑の雑草だったそうで、知人の話によれば、市街地に近い田んぼの畔などでもちょっと前までは見かけていたそうです。
最後に見たカタクリだけは植栽のもので、四国ではカタクリは標高1000m以上の山に咲いていますので、花の時期は4月末です。
1か所だけ、標高の低い場所で咲くところがありますが、一度ぐらいは、その場所に行ってみたいものだと考えたりしているところです。
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