朝鍋鷲ヶ山~毛無山 花の道を歩く、その9、下山
日帰りの歩きですが,最後に歩いてきた山々を眺める楽しみは何といっても縦走の醍醐味でしょうね。
朝鍋鷲ヶ山がはるか向こうに見えます。
昔は7泊8日もの長い間、アルプスの山々を歩いたこともあるわけですが、今でも叶うならば、ロングコースを歩いてみたいというのは夢ですね。山行の形態としては縦走がいちばん好きです。
今から下って行く田浪集落が眼下に見えていますが、何とものどかな光景です。
雪に覆われた真っ白な光景も良いですが、春も最高ですね。
さすがに4時近くなって大山も少し霞んできましたが、一日中、雲一つかからない大山なんて初めてでした。
大山を最後に眺めたら、下山にかかります。
きっと娘たちも迎えに来ている頃でしょう。
少し下のほうはブナ林です。
ロングコースを歩いたので、下りはさすがに膝に来てしまい、あまり早く下ることができません。そういえば、一年前の東赤石の歩きで長いくだりが膝にきたのでロングコースはダブルストックを使おうと思っていたのに、しばらくロングコースを歩いてなかったので、けろりと忘れていたのです。
前を行くKさんと少し距離が開いてしまいましたが、まぁ、1時間ほどで下れるでしょう。
夕方になってもこんなに真っ青な空・・・・。
何年か前は、この場所でブナの霧氷がとても綺麗でした。
考えたら毛無山には冬に2度、春に2度登ってるけど、次はブナが紅葉する秋かな~?
四国の山ではすでに見ていましたが、この日初めて見るハシリドコロです。
ミヤマキケマンも一週間前の岡山森林公園近くの車道で見ていますが、毛無山の下りでもあちこちで見ました。
この日の朝にも見ましたが、昼間はほとんど見なくて、下りでまた出てきたスミレサイシン・・・。
日陰を好むようです。
気持ちよさそうな沢ですが、この辺りは谷になっているので、日暮れが早いです。
ここまでくれば、もうちょっと。
3年前に来たときは気づかなかったキンキエンゴサクが咲いていますが、ここでしか見ませんでした。
白花のタチツボスミレもいっぱい咲いていますが、薄暗くなって色が出ません。
標高630mですから山頂から600mの下りでしたね。
ここで娘に電話したら、キャンプ場まで迎えに来ているとのことでした。良かった、良かった。
これで待つことなく、車を回収に行けます。
車道まで出たら、まだまだ日が高くて明るかったので驚きました。
それまで歩いていた谷筋とは全然違います。
この後、娘婿が運転する車に私とRさんが乗り、朝鍋鷲ヶ山の登山口まで車を回収に向かいました。
娘と8か月になる孫も乗っていましたが、孫はご機嫌でした。定員オーバーなのでKさんとRさんのご主人には田浪集落でしばし待っていただくことになりました。
途中のミスで1時間のタイムロスでしたが、3年前のようにタクシーが車で1時間待ちということはなかったので、それほど遅くもならずに済みました。
何より、翌日も休日なので、気分的にゆっくりできましたね。
車を回収したRさんとは登山口で別れ、私のほうはそのまま娘夫婦の車で岡山の娘宅に行き、一泊させてもらったのでした。
素晴らしい山日和に恵まれ、最後は孫の顔まで見られて、一足早く母の日のプレゼントまでもらってしまい、出来過ぎた一日となりました。
同行のメンバーの皆さん、健脚ぞろいで、ロングコースを厭わず歩いてくださってありがとうございました。
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