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2013-06-17

初めての石立山、その4、ヒメキリンソウ

岩場の尾根歩きがしばらく続きますが、高度をどんどん上げるので、しんどいことはなくむしろ爽快感すらあります。ただ、岩場に手を置いたらマムシがいたというのでは洒落にもならないので、手を置く場にも目をやりながらの登りです。

道の傍らで黄色い花が見えてきました。

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ヒメキリンソウですね。

花が咲いてるのを見たのはずいぶん久しぶりのような気がしますが、剣山や石鎚などで見ていると思いますが、レッドなんですね、

小さくて黄色い花が可愛いです。

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石灰岩を好むのか、周囲にも石灰岩がごろごろしています。

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ヤマツツジはあまり見かけませんでしたが、それでも綺麗に咲いた姿が見られました。

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上のほうで咲いているのでわかり難いけど、上をふと見上げたらヤマボウシの花が・・・。

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駐車場がまた見えてきたので、今度は望遠レンズで撮影します。

Rさんの車と並んで2~3台の車がいつの間にかとまっています。やれやれ、この日登るのは私たちだけではなかったようです。ちょっとほっとしました。

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これはセンボンヤリの葉かな?

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イブキシモツケによく似た花の花後の姿も見えます。

この時点では花が終わっているので、何かわからなかったのですが、後でイワガサとわかりました。

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ヤマボウシの木がまた出てきました。

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これはカエデの仲間ですね。自然林なので、秋に来ても紅葉が良さそうです。

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赤いのはヒメシャラの幹で、手前の曲がりくねった木はアケボノツツジのように思います。

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植物を保護しているネットが出てきました。

この辺まで来ると岩場登りは一段落して、尾根のようなところを歩きます。

この付近もシカの食害がひどいようです。

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フタリシズカの花がひっそりと咲いています。

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えらく弱々しい雰囲気のシライトソウが1株だけ見えます。

シカのせいなのか、下草が食べられている感じです。

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まるで恐竜の背中のようなごつごつした岩場の横を通り・・・

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ベニドウダンの下を潜り抜け・・・・

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9時16分、ちょっとした岩場をよじ登ったら、展望の良い場所に出ました。

見えているのは白髪山?

ここで休憩を入れます。7時42分から歩いているので、李時間半以上歩いた勘定です。

Rさんによると、途中で展望があるのはここだけのようです。

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岩の下でRさんが誰かと話している様子・・・。誰と話しているのかと思ったら、後から登ってこられた単独の男性でした。何と8時ぐらいに出発されたとかで、ここまで1時間半もかからず歩いてくるなんて、速過ぎる・・・・。おまけに良く聞いてみると、前日は中東山で、その前の日は天狗塚に登られたそうで、3日連続山歩きとは参りました。今年の中東山のゴヨウツツジは綺麗だったそうです。

マムシ除けに足にはスパッツ、手首にも手首用のプロテクター?をされてました。おまけに片手には木の杖を持たれていて、マムシが出たらこれで頭をたたいて殺すのだとか・・・。(^_^;

そのおじさんに稜線越しに頭をだしているのが三嶺だと教えて頂きました。

画像のちょこんと顔を出したのがそうです。草があまり生えてない茶色く見えるのは地図で見ると位置関係からカヤハゲのようです。

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でも、実際にはこんな感じで、小さく見えています。

肉眼では西熊別府林道も良く見えていて、ずいぶん高いところを通っているものです。かつて歩いた場所を眺めるのは楽しいものですね。

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岩の間からはマラマツソウの仲間が芽生えていて、これはタマカラマツのようでした。

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ヒメキリンソウも岩の隙間で咲いています。

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これも石灰岩の間から顔を出したギボウシ・・・。

P6086932南のほうにも結構高い山があって甚吉森などらしいですが、それらの山を背景にイワガサの花を撮りました。

単独の男性は休憩もそこそこにさっさと先を行かれたので、あの方の後ならマムシの心配をしなくて良さそうだとほっとしました。

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眼下に見える白い花の咲いた木はミズキではなく花の咲き方からクマノミズキのようです。ミズキとクマノミズキでは花の時期が一ケ月ほど違うそうですが、もうそんな季節なんですね。

おにぎりも一個食べて、ゆっくりと休んだ後、9時43分に再び歩き始めました。

何と、この場所で30分近くも休憩してしまいました(^_^;

コメント

keitann様 こんにちは
良い間隔で歩かれて居ますね。
今回の記事で、四国ならではというものをいくつか見させていただきました。
イワガサは以前にもご案内いただきましたが、小生は未だに見たことが有りません。
下から見上げたヤマボウシは、よく花を見つけたと感心しました。
シライトソウもこれは珍しい姿ですね。応援してやりたくなるようなそんな頼りなさがあります。
ベニドウダンは暫く逢っていませんが、少量を見ても際立った美しさですね。

単独行の精力絶倫おじさん・・・何もマムシを殺すことは無さそうですが、蛇年にちなんで、なにか思うところがあるのでしょうか。
性急に峰を踏み倒すような歩き方だとしたらちょっと・・・ですね。

ぶちょうほう様、こんばんは。

ここのところ、1週間ぐらいの感覚で歩くことが出来ていて、私としてはまずまずのペースです。

石立山は東赤石と並んで、四国の山らしい花が見られる山だと思いました。
イヨノミツバイワガサは四国だけでしか見られないようですが、イワガサのほうは本州の山でも見られるようですね。岩場をずいぶん好む花のようです。
山に登る間も、あちこちに目を走らせています。
今頃は樹木の花も多いので、時々上を見るのは欠かせませんね、
後、着生植物も上を見てないとわかりません。高知や徳島の山を歩く際は、木の幹にも着目したほうが良いみたいです。
シライトソウはほかの場所でも咲いていたようですが、私が撮影したのはこんな弱々しい咲き方のシライトソウでした。
昨日の山でもドウダンを見かけましたが、ベニドウダンは良く目立ちますね。白っぽいドウダンはそれに比べると、なかなか気付き難いです。
この日は岡山から来ていたパーティーにも出合いましたが、中の段性がやはり3日連続の山登りだと仰ってました。石立山は特に厳しい山ですから、体力に自信がある方が特に多いのかな?と思いました。
山頂に滞在する時間が短くて、気の毒なぐらいでした。

仕事が忙しくて、日曜日は体力回復の日々です(^^;

単独行の勢力絶倫おじさん・・・いますねえ、 マムシ退治に全勢力を懸けてるようなおじさんが(^o^)

加納さん、こんばんは。

今の時期、お仕事が忙しいのですか?
折角咲いた山野草たちの写真を撮る時間ぐらいは確保したいですよね。

石立山は厳しい山だけに、体力を誇示するような方もいるんでしょうね。
岡山から来たと言う男性も、3日連続の山登りと仰ってました。でも、途中で花を愛でて山頂でもゆっくりできるような歩きが私は理想ですけど・・・。

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