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2013-06-14

初めての石立山、その1、アプローチ

3年ほど前から、山友達のRさんが初夏になると決まって「もう一度、石立山に登ってみたい」と言います。

何でもムシトリスミレが咲くそうで、もう一度見てみたいとのこと。ムシトリスミレなら白馬でいやというほど見ていた私は、ムシトリスミレには特に興味は惹かれないのですが、石立山にはイシダテホタルブクロと言う矮性のホタルブクロやイシダテクサタチバナが咲くことぐらいは知っていますので、それらの花は見てみたいと思っていました。

しかし、6月~7月と言えば生憎と梅雨の時期、おまけに数年前からその時期は東赤石に登ることが多く、7月になったらなったでアルプス行きなどを控えていて、天候とスケジュール調整が難しい時期です。今年もまたRさんと「機会があれば石立に登りましょう」という段取りだったのですが、6月第一週の週末も生憎と四国の山は天気が悪く、那岐山行きとなりました。ところが、今年の梅雨は空梅雨気味で、6月の第二週末はまずまずの予報が出ています。週末を控えた頃、Rさんに携帯メールで「石立に登るならご一緒します」と連絡しました。Rさんもいろいろ思案されていたようですが、直前の7日に決行を決めました。最初は9日にでもと言っていたのですが、天候が8日のほうが良いということで、7日の夜にもう一度Rさんから電話があって、8日に変更です。

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↑画像は、8日に何とか咲き始めていたイシダテクサタチバナです。

当日朝は、市内のいつもの場所に4時集合と言うことで、その集合時刻を聞いてあらためて「石立山ってそれほど厳しい山なのか」と思いました。4時出発は笹倉湿原~筒上とかご来光の滝~愛大小屋~弥山~土小屋と言うロングコース歩き以来の早朝発ちです。

前夜はよりによってジャム用の桑の実をたくさんいただいてきたこともあって、ジャム作りに夜中の12時近くまでかかってしまい、就寝が遅くなってしまいましたが、3時過ぎに何とか目覚めました。6月と言えども4時前はまだ暗く、暗い中、集合場所に行くとRさんがもう着いています。高松から来られたRさんはなんと2時40分起きだったそうで、さすがの私も山に行くのに2時台に起きたことは今までありません。Rさんの意気込みがうかがえます。車出しは今回はRさんが引き受けてくれました。

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ついでに私と石立山との関わりを記してみると、石立山を最初に身近に眺めたのは2007年4月8日のことで、このときは石立山の北側にある中東山から眺めています。

因みにその時の記事はこちらです。

画像は、中東山付近から眺めた石立山で、このとき同行したKさんから、なかなか厳しい山だということは聞いたように思います。このときは中東山付近でクマのふんなど見ていますので、石立山登山でも当然ながらクマのことは頭に入れておいたほうが良さそうです。

それと、たまたまこの5月に知人のご主人と話していたら石立山にはマムシが多いということも聞いていました。石灰岩の山にはマムシが多いというのは、山登りするものには半ば常識ですね。

当然ながら今回はダブルストック持参です。

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石立山の姿が記憶に残っているのは三嶺などから見た姿もですが、2010年3月末に徳島から高知へとR195経由で走った時の姿も印象に残っています。

四つ足トンネル手前の徳島側から眺めた石立山です。

Rさんに「東赤石と石立山、どちらが厳しい?」と尋ねたら「そりゃ、石立でしょう」と言う返事が返ってきました。

これは心して登ったほうが良さそうですね。

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高速を走っているうちに夜が白んできました。

4時半頃には周囲がちゃんと見えています。

コーヒー休憩するため、立川PAで一旦とまります。

標高400mぐらいあるので、さすがにひんやりです。

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南国インターを下りた後、R195に乗り、後はひたすら東に走ります。

5時過ぎると、朝日が目の前に昇ってきました。

途中のコンビニで食料調達をします。自宅から用意してきた500mlのお茶のほかに凍らせたアクエリアス、さらに300mlぐらいの小さなお茶のペットボトルも買います。この日は計1300mlの水分を用意しました。結論から言うと、この日摂取した水分は1リットル足らずです。因みに石立山は途中の水場はありません。

行動時間が長そうなので、行動食もそれなりに用意しました。

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三嶺に登るときにも途中に見えたこの山は御在所山らしいです。

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その後も順調に走り、6時12分にはべふ峡の駐車場に着きました。

実をいうと、この駐車場には2004年11月にドライブで来ています。秋には紅葉狩りでたくさんの人たちが来ていましたが、それ以外には訪れる人も少なそうです。

時間が早いこともあってか、他の車は一台も見えず、どうやら私たちが一番乗り?それとも、この日石立に登るのは私たちだけ?なんてことはないんでしょうね(^_^;

Rさんがちと心配そうな面持ちですが、ここまで来たら登るしかないでしょうということで、身支度をします。

向こうに見えている赤いつり橋が登山口なんだそうです。

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沢の対岸にトチノキらしい木がみえますが、花はあいにくと終わった後みたい・・・。

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駐車場を歩き始めたのは6時28分でした。

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