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2013-06-03

ゴヨウツツジの尾根道へ、その6、手箱越え

いつもゴヨウツツジのお花見に来るときは、超スローペースで歩き、撮影ばかりするので、山頂着が13時近くになることが多いのに、この日は早いペースで登ったので、山頂出発が12時5分といつもより1時間以上も早いです。

手箱越えへと歩いていくと、筒上から西へと伸びた県境尾根が見えます。

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この尾根は登るとなると相当きつい尾根で、手も足も使ってよじ登るようなところが随所にあります。それだけに人に踏まれることも少ないからか、ツツジやシャクナゲの木々も花つきのよいものが多いです。

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シャクナゲが咲いている辺りをトリミングしてみました。

アケボノツツジも咲いているようですね。

もう一度ぐらい、この尾根を歩いてみたいと考えているのですが・・・。

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足元にはフモトスミレが咲いています。

フモトスミレと言う名には似合わず、山頂付近で咲いていました。それも標高1800mを越える山頂です(^_^;

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筒上の山頂直下を西側から北側へと巻くように山道がついていて、眼下に絶景が広がります。

濃いピンクのミツバツツジが、下のほうの斜面で咲いているのが目立ちます。

この辺りの眺めは何度見ても心が躍りますね。

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素晴らしい眺めです。

あの谷は安居渓谷ですが、そのうちそちら方面からも登りたいと夢は膨らみます。

昨日登った岡山の1200m峰からは眼下に水田や人家が広がっていましたが、四国のこの辺りの山からは水田どころか人家すら、ほぼ見えないですね。それだけ山が高くて深いということでしょう。

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やがて、目の前に手箱山が見えてきました。

筒上には普通は手箱越えの鎖場から登りますので、その間にも3人ほどの登山者とすれ違いました。

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鎖場を下ってこられる愛媛の女性の方です。

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眼下には手箱道場、目の前には手箱山が見えてきます。

鎖場の下りはこれでもう4度目?ぐらいになりますが、実をいうとこの鎖場を登ったことがないです。

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瓶ヶ森林道沿いで早朝に見かけたシコクハタザオが鎖場の基部辺りでも咲いています。

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標高が高いのでヤマエンゴサクだと思いますが、ここではまだ咲いています。

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ミツバツツジも綺麗な色で咲き残っていました。


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手箱同情では、石鎚山系の稜線を眺めながら休憩されている方が数人おられました。

まだ笹ヶ峰や伊予富士も見えてますね。

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手箱越えからは、踵を返して土小屋方面へと向かいます。

帰りはトラバース道ばかりを歩いて帰るので楽勝です。

それにしても、手箱山から見上げる筒上は巨大な軍艦みたいに見えます。

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トラバース道は筒上山の山頂の東を巻いているので、午後からは木陰になって歩いていても涼しいものです。

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木々の間から手箱山の山腹が見えるのですが、ちらほらと白く見えているのはゴヨウツツジのようです。

来年は手箱山のゴヨウツツジも見てみたいもの・・・。

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昼前から日が射してきたものの、トラバース道は山の陰になっているので、コミヤマカタバミの開いた姿はとうとう見ることができませんでした。

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尾根道ではシロバナエンレイソウが咲いていたのに、トラバース道では普通のエンレイソウが咲いていました。

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タチネコノメソウもまだ綺麗に咲いていて、標高の高さを感じます。

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割と好きな花、ナツトウダイが群生していました。

でも、花の時期はもう終わりですね。

コメント

 いつも楽しみにしています。タカネバラの情報がほしくて、検索していた時にこちらのHPを見つけました。それが最初です。的確な山野草の名前・美しい写真・そして、すばらしい文章。「どんな人が作成しているのかしら・・・すごいな」といつも感心しています。
 まさか、日曜日に手箱越えですれ違っていたなんて、びっくりです。手箱越えへの道は五葉つつじの白い花が満開で、周りの緑の若葉とあいまって、すがすがしく印象的な景色がでした。私たちは、土小屋から手箱山への往復でしたが、新緑の季節を十分に堪能することができました。また、何処かでお会いできたら、嬉しいです。

ひささん、こんばんは。そしてはじめまして。

タカネバラの情報を探しておられて、私のブログがヒットしたようですね。その後も、ご覧になってくださっているようで、ありがとうございます。
ゴヨウツツジ、タカネバラ、キレンゲショウマ・・・この3種類は大好きで、毎年、毎年、飽きもせずに筒上と東赤石には行ってますので、自分では花の時期などもだいたい予想できるようになりました。
野草の名前は玉に間違っていることもあるかと思いますが、年々、微々たるものではありますけど、少しは進歩していると思いますので。間違いに気が付いたら直していくつもりではいます。
26日に手箱越えですれ違っていたのですか?
あの日は手箱山に行かれた方も多かったようですね。気持ちの良い天気でしたから、手箱の稜線歩きもさぞ気持ちが良かったのではないでしょうか?
ゴヨウツツジの素晴らしさは、やはりあの何とも言えない新緑と白いツツジの清々しい取り合わせでしょうね。
途中から一緒に歩かせていただいた愛媛の女性の方も、ほんとに感激されていて、案内させていただいてほんとに良かったと思いました。
またどこかでお会いしましたら、どうぞ声をかけてやってくださいね。

やさしいお言葉をありがとうございます。
 こちらのHPに「石鎚山系の稜線を眺めながら休憩されている方が数人・・・」とコメントがありました。実はこの写真で、立って歩こうとしているのが私です。本当にこんな偶然があるんですね。この日は、職場の同僚、私の山の先生(ご夫妻)、山の先生のお友達3人の合計6人での山行でした。2カ所に分かれて食事をしていた時です。あの時すれ違った、どなたかがそうなんだろうなと思っています。つい、嬉しくて書き込んでしまいました。
 

ひささん、こんばんは。

そうですか、手箱越えで休憩されていた方たちの中でいらしたのがひささんだったんですね。
鎖場を下りるときに赤いウエアの方が上から見てもよく見えていて、山ではやっぱり赤や緑のウエアが良く見えて良いな~と思ったりしてました。
山は一人で登っても楽しいし、大勢で賑やかに登るのもまた良しですね。
手箱越えからこの季節、笹ヶ峰まで見えるのは珍しいと思って撮影させていただきました。
夏場に手箱山方面に登るときは、私も手箱越で良くお昼にしますよ。
時には山伏の方がほら貝を吹いていたり、雄大な眺めを見ながらの食事は美味しいものですね。

また今後とも、お気づきのことがあったら遠慮なく書き込んでくださいね。

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