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2013-07-21

新穂高~槍~上高地、その1、アプローチ

今年も6月半ばに東京在住の後輩のYさんから携帯にメールが入りました。

恒例のアルプス行きの相談でした。取りあえず、日程だけは先に決めましょうということで、今年は7月の海の日の3連休が終わった頃に登りましょうということになりました。

その後7月10日に電話で二度目の打ち合わせをして、行先の候補として新穂高からの槍、笠ヶ岳新道~笠~鏡平、唐松~白馬などが挙がりました。ところが、天気予報を見ていたら日本海側はあまり天気が良くなさそうなので、白馬は候補から外れました。私は笠新道からの笠ヶ岳も登ってみたかったのですが、Yさんが睡眠不足の初日に1800mの標高差を登るのはきついと言うので、最終的に槍に登ろうということになりました。私としても2年前の西鎌~槍を歩いたときは大雨のためほとんど展望がなかったので、もう一度このコースをいつの日か歩くぞと心に決めていたのでした。

もう一つ考えていたのは、一度は槍沢方面からの槍も見なきゃと山仲間から勧められていたので、上高地に下山するということでした。問題は車の回収ですが、Yさんがバスの便を調べてくれて、16時までに上高地に下山すれば、平湯でバスを乗り継いで新穂高まで行って車の回収ができることがわかりました。

去年はYさんが平湯着3時半と言うバスで着きましたが、それでは仮眠の時間が余りにも短いので、今年は一本早い便にしようとしたところ、それだと平湯着が21時で中途半端です。結局、平湯をやり過ごして高山まで来てもらうことにしました。

私のほうは高山着が22時半になるように逆算して自宅を出ることにしました。

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例年だと瀬戸大橋の通勤割が使えるように夕方に出ていましたが、そんな訳で今年は午後1時に自宅を出ました。もちろん、出る前にお風呂に入ってシャンプーも済ませます。途中、この春から岡山インター近くに住んでいる娘宅に寄ってお米を届け、孫の顔も見ていきます、一か月ぶりで見る孫はハイハイが出来るようになっていました。(^_^;

↑画像は、17時半頃に休憩した大津SAから眺めた琵琶湖です。いつもは夜遅くに立ち寄るので夜景を眺めることが多いですが、今年はまだ明るくて物珍しかったです。

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19時20分に休憩した養老SAではすっかり日が暮れています。

その後、一宮ジャンクションから東海北陸道に乗り、22時過ぎにはYさんが到着する予定の高山バスターミナル付近に着きました。コンビニでポカリなど買い求めていると、Yさんのバスが到着したので、Yさんと合流したのち、私の車でそのまま新穂高目指して出発しました。が、辺りは小雨が降り始め、翌日の天候が危ぶまれます。

まさか初日から雨具を着て歩くなんてことにはならないでしょうねと、Yさんと話しながら、新穂高の無料駐車場に着いたのは深夜0時半です。シートを倒して仮眠しますが、どうもうまく寝付けなくて、結局眠りに落ちたのは2時を過ぎていたと思います。仮眠の時間が長くなるようにと折角早目に新穂高に来たのに、寝つきが悪くては意味がないですね(^_^;

いつの間にか雨音が聞こえなくなって、フロントガラスから眺める山が黒々と見えていました。

2時間ほどまどろんだ後、朝5時にYさんに起こされて目が覚めました。辺りはすっかり明るくなっています。去年は4時半に歩き始めたのにと気が焦りますが、この日の予定は槍平までなので、出発が少々遅くても、そこは何とななるでしょう。

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3連休が終わったばかりの平日なので、登山口に一番近い駐車場もまだ何台か空きがある駐車場の様子です。

車の中で着替えようと思っていたのに、隣の車に釣り人らしき男性二人がいて、彼らも支度をしているので、彼らが出るまでは朝食代わりのおにぎりなど食べます。もちろん、速攻〇〇チャージとかいう元気づけのアルミパウチも飲みます。(^_^;睡眠不足気味で登るときはこれが良く効くようです。男性二人が出かけるや否や着替えをして、身支度を整えました。

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 駐車場には今まで見たことのない赤い実が見えていて、葉を見るとニワトコの実のようですね。


 結局、歩き始めたのは7月17日5時半でした。

コメント

keitann様 こんにちは
今回は槍平泊まりですか? それならゆったりとした山行が楽しめたのではないでしょうか。
きっとその御蔭で、槍からの大景観に恵まれたのかもしれませんね。
新穂高の無料駐車場はありがたいですね。
仮眠タイムが少なかったのは残念でしたね。こういう場合、小生は精神安定剤を飲むようにしました。
緩やかに眠りに入り、翌日がすっきりですね。
しかし、薬が効いているうちに歩きだすのは危険ですので、その点で気を遣います。

ニワトコの赤い実は幸運の前振れかもしれませんね。

ぶちょうほう様、こんばんは。

初日に重い荷物を背負って2000mの標高差はちょっと厳しいかなと思い
槍平泊まりにしました。
槍平に着いて30分ほどしたら雨が降り始めたので、槍平泊まりにしてラッキーでした。

翌日も最初は雨が降っていたのですが、まもなく雨がやみ、強風だけとなりました。
きつい登りも風のせいで、寒いほどで、消耗しませんでした。
山に登る前夜は、テンションが高くなるのかうまく寝られないことが多いですね。
でも、そのおかげで、槍平では夕方7時半から朝5時までぐっすり眠れました。
精神安定剤はまだ使ったことがないのですが、睡眠導入剤のようなものでしょうか。
今回は膝痛に備えて、痛み止めだけは持参しましたが、それの服用せずに済みました。

keitannさん、お帰りなさい。

槍ヶ岳からのお土産画像をありがとうございます。
今年はどちらへ?と思っていましたが槍ヶ岳だったのですね。
しかもメインルートの槍沢でなく、新穂高・飛騨沢から上高地へと抜けられたのですね。
初日、槍平泊まりで睡眠不足も解消されたでしょうね。

当方、数年前に槍平から南岳新道経由で南岳小屋泊まり。
翌日に南岳・中岳・大喰岳経由で槍ヶ岳、その足で飛騨沢を下って新穂高でした。
初日の南岳新道の激登りと最後の槍平からのダラダラ歩きは堪えました^^)

k2さん、こんばんは。

今年は白馬方面も本気で考えていたのですが、日本海側の天気が
あまり良くないようだったので、やっぱり例年通り新穂高に来て
しまいました。
実をいうと、私は今まで上高地には一度も行ったことがなく、人が
多そうで敬遠していたのですが、槍沢からの槍も一度はみておきなさい
と勧められたこともあって、一度ぐらいは上高地に下ってみようかと
思ったわけです。
飛騨沢側と槍沢側の植生の違いなども、今回は良くわかりましたよ。

2日目は槍平から南岳経由で槍ヶ岳山荘へというルートも考えていて
槍平の小屋番さんにもルート状況など確認したのですが、2日目は天候が
悪くて、南岳行きは諦めました。
南岳新道・・・そのうちにチャレンジしてみたいです。

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