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2013-09-23

秋晴れの寒風山に登る、その2、アケボノソウ

寒風山の登山口では9月に登ると、いつもウスゲタマブキが目につくのですが、今年はひょろひょろしたアケボノソウも目につきました。

寒風山トンネル北側から車道を登ってくると、車道沿いにアケボノソウが咲く場所があって、例年はそこでアケボノソウを見ていたのが、その道が通れなくなり、この日は高知側から走ってきています。高知側の道はもともとアケボノソウを見てないのもありますが、この日は特に草刈直後だったようで、何も咲いていませんでした。なので、このアケボノソウが今年初めて見るアケボノソウです。

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 上から見ると、分枝した茎が見当たらず、葉腋にだけ花をつけた、ちょっと変な咲き方のアケボノソウです。だけど、とにもかくにもその年一番のアケボノソウが見られたのは嬉しいことでした。

 

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こうしてみると、アケボノソウの葉もシノノメソウと同じで、花に比べて葉が大きいですね。

 

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 ウスゲタマブキはもう終盤なのか咲いている花があまり見えませんでした。もともと地味な花ですが、今年は株も小さいものが多かったようです。

ウスゲタマブキを撮影した後、いよいよ登って行きますが、登り始めは8時40分です。

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ツルリンドウの咲き終わった姿です。

今年はまだちゃんと咲いているツルリンドウを見てないような?

里山歩きをさぼったつけがこんなところで露呈しますね。(^_^;

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登山道は最初の20分ほどはえぐれた道で、急登が続くので、最初からきつい登りです。

山歩きは摩耶山以来、ちょうど10日ぶりですから、それほど間が空いたわけでもないので、自分としては速くもなく遅くもないペースで登って行きます。

後ろから誰かが登ってくるのか、話し声が聞こえるのですが、追いついてくる気配はありません。

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桑瀬峠手前まではあまり展望がない道ですが、木と木の間から、ちち山が見える場所がありました。

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この日一番楽しみにしていたアサマリンドウの蕾が出てきました。

まだ開いていませんが、この場所ですでに色づいていますから、上に行くと咲いているのは間違いないですね。楽しみです・・・。

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笹の間からはミヤマノダケがシックな色で咲いています。

この花はどういうわけか、石鎚山系でしか私は見たことがありません。

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アクシバの赤い実が見えたので撮影しようとしましたが、ピントが葉っぱのほうに合ってしまいました。アクシバをいう名前がどうしても思い浮かばず、家に帰ってから出てくる始末でした(^_^;

記憶力が相当落ちてますね。

アクシバはとうとう、今年は東赤石でも花は見そびれました。

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少し開いたアサマリンドウが出てきました。この場所はまだ日が当たってないので開いていませんが、そのうち開いた花も出てくるでしょう。期待が高まりますね。

何しろ私がこの時期の寒風山や伊予富士に登る目的は、アサマリンドウの花と展望なのですから・・・。

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シロヨメナの花は丁度朝の陽射しを受けて咲いていました。

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アキチョウジは今年2度目ですが、これも良い雰囲気で咲いています。

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草丈が高いので、普通のアキノキリンソウでしょうか。

秋の花が次々と出てきます。

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上を見上げると、カエデの仲間とシロモジの葉が逆光でくっきりと見えますね。

紅葉は今年はいつごろなんでしょう?

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やがて山道はジグザグを切って登って行きますが、大きな木の生えているカーブのところから稜線が見えるところがあります。

雲一つない青空です。これは稜線に出たら、暑そう・・・・。

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こんな道標が立ってましたが、桑瀬峠まで25分・・・・だそうです。ここを9時10分に通過しました。

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道はところどころ平坦なところもあって、こういうところはほっとしますね。

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↑これはヒナノウスツボですが、花は終わっていて、全部、実になっていました。

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オオマルバノテンニンソウも咲いていますが、これも花は終盤です。

こんなばしょでオオマルバノテンニンソウを見たのは初めてのような気がします。それとも忘れているだけ?

 

 

コメント

こんにちは。
アキチョウジがもう見られるんですね。
当地ではセキヤノアキチョウジですが、10月後半に咲くという感じですね。
待ち遠しいです。

こんにちは、
このアケボノソウを教えて頂きましたが、帰路 長又の滝まで車を走らせアケボノソウを見て来ました。
こちらも 少し早く 蕾のものが多かったです。
ウスゲタマブキ、メモを取っていなかったので、頭から抜けていましたが、これで しっかり覚える事が出来ました。

流石に花の山、色々 楽しむ事が出来ましたね。

keitann様 こんにちは
こうして記事を読みますと、御地ならではのものが沢山あることに驚かされます。
しかし、山に入った雰囲気は秋そのもので、これは三河の山とも共通項ですね。
アケボノソウはここまで季節が進んできますとネット上でもポツポツと散見されるようになりました。
しかし、小生は今年はまだ現物を見て居ません。

ノダケはもう10年くらい花を見ていないような気がします。ミヤマノダケともなると相当レアになるのでしょうか。
テンニンソウも一筋縄では行きませんね、オオマルバテンニンソウですか、流石に四国ですね。

アケボノソウ、私も久々に尾瀬で出会うことができました。
いい花ですよね。こちらではなかなか自生のものはみつか
りませんし、分布も局地的のようです。
アサマリンドウの素敵な画像、以前、こちらのブログで拝
見したと思います。こちらでは見られないリンドウなので、
憧れてますが、いつの日か会いにいきたいです。

多摩NTの住人様、こんばんは。

アキチョウジは今年はすでに8月末に高知の山で見ていたので、この日は
二度めでした。そして、今日は3度目のアキチョウジを見てきましたよ(^_^;

標高の低い山では開花はやっぱり遅いようですね。
我が家にもセキヤノアキチョウジ、アキチョウジの2種類ともありますが、まだ
花芽が上がったばかりです。
我が家のセキヤノアキチョウジも開花時期は10月10日頃です。
花の色も秋色という雰囲気ですよね。

kumutomatoさん、こんばんは。

あの後長又の滝に立ち寄られたのですか?
と言っても、長又の滝と言うのは聞いたことがなかったので、検索してみたら
笹ヶ峰の南側尾根の登山口の少し手前にあるそうですね。
あの日は下山時刻が割と早かったので、寄り道しようと思えばできる時刻でしたね。
アケボノソウは高知や徳島の林道を走っていると、どこででも見ることができますね。

今日は急遽お誘いがあって、梶ヶ森に行きましたが、梶ヶ森でもあちこちで咲き始め
でした。
ウスゲタマブキはキク科の地味な花ですが、あまりよそでは見ないように思います。
いつも寒風山の登山口で撮影してますよ。
アップが遅いので、まぁ、気長にご覧くださいね。

ぶちょうほう様、こんばんは。

私たち四国の人間には馴染み深い花ばかりですが、アサマリンドウや
オオマルバノテンニンソウなどは、本州ではあまり馴染みのない花かも
しれませんね。

両方とも、今日登った山でもたくさん見かけましたよ。
アケボノソウは私も野草散策を初めた頃から好きな花なので、毎年、心待ち
にしています。
今日の山でもまだまだ咲き初めだったので、今からが楽しみな花ですね。

ノダケのほうはこちらでは良く見かけますが、ミヤマノダケはミヤマとつくだけ
あって、結構高い山でしか見ないようです。
オオマルバノテンニンソウは、今年は花数が多いような気がしています。
白っぽい花を咲かせるテンニンソウよりも華やかな色合いで、山が華やぎますね。

翼さん、こんばんは。

アケボノソウは小さな花ですが、マクロ的に撮影すると、花の繊細な模様が
とても綺麗ですね。
四国では林道を車で走っていると、あちこちで見かける花ですよ。
関東には少ないのでしょうか?
自生の株はかなり大きくなるので、よく草刈に遭う花でもあります。

アサマリンドウは四国の山では普通に見られるリンドウで、今日行っていた
山でもたくさん見かけました。
朝熊山に咲くのでアサマリンドウらしいですが、実際は四国のほうがずっと
多いようです。これだけは香川の山にも咲くので、気軽に見ることができます。
そのうち、秋の四国にいらっしゃる機会があれば、ご案内しますよ。

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