9月中旬の岡山市内で、ヒレタゴボウ、メリケンムグラ
9月13日、岡山で住んでいる娘から急遽電話があって、嘔吐下痢症で3日間ほど入院していた孫と娘を病院まで迎えに行きました。瀬戸大橋を渡ることを考えれば、タクシーを頼んだほうが安上がりですが、やはり母親に頼んだほうが娘としても気兼ねがなくて心丈夫なのかもしれません。
娘から電話があってから1時間20分後には病院の正門に到着していました。
無事に孫と娘を送り届けた後で、孫をベビーカーに乗せてお散歩がてら近くのスーパーに買い物に行っていたら、何やら黄色い花が目に留まりました。黄花コスモスでも咲いてるんだろうか?と近づいたところ、ヒレタゴボウでした。
ヒレタゴボウは香川の休耕田などにも咲くらしいのですが、私が見ているのは瀬戸内海の島である豊島で一度、そしてもう一度は高知の安芸市付近で見ています。
今回は岡山市内と言うことで、私の住んでいる近くではまだ見てないのです。
鮮やかな黄色の花は、野草の花にしては大きめで結構見ごたえがあります。
今までに見たのは二度とも10月のことで、9月半ばに見たのは初めてです。検索してみたら、花期は8月~10月と言うことで、割合長いようです。
娘の住んでいる辺りは、低山が所々に見えるような場所で、低山の山裾と言っても良い場所です。ですが、ヒレタゴボウの咲いている辺りは、ちょっとした湿地になっているようでした。
周囲の山から水が流れてきて溜まるということかもしれません。
↑の画像の一部をトリミングすると・・・
確かに葉の付け根に翼があって、これがヒレ田ごぼうと言う名の所以のようです。
ヒレのあるタゴボウというわけですね。
で、タゴボウと言うのは何かというと、同じく黄色い花を咲かせるチョウジタデのことです。
↑こちらは以前撮影したチョウジタデで別名タゴボウです。
確かにこちらには翼は見当たりませんね。
花はチョウジタデの花は小さくて見栄えがしませんが、ヒレタゴボウのほうはチョウジタデの2~3倍の大きさの花を咲かせますから目立ちます。
ヒレタゴボウは熱帯アメリカ原産の帰化植物だそうで、暑さにはいかにも強そうですね。花弁の数は4枚でアカバナ科特有の花弁の数です。
チョウジタデのすぐ手前にも、これまたあまり見たことのない小さな白い花が咲いていました。
ムグラの仲間だとは分かりますが、帰宅して調べたところメリケンムグラでした。メリケンムグラは名前を聞いたことはあるものの初見の花でした。
これも北アメリカ原産の帰化植物で湿り気のあるところを好むとのことです。
オオフタバムグラ属の植物だそうで、オオフタバムグラのほうは何年か前に県境の山で見ています。
最後に、生い茂った草むらの中でアレチヌスビトハギらしき花を見かけました。
他の植物がびっしり繁っていて、茎や葉をよく確認できませんでしたが、たぶんアレチヌスビトハギだと思います。
近くにはマルバルコウもたくさんありましたが残念ながら午後だったので、花はどれもしぼんでしまっていました。
岡山のごく普通の住宅地を歩きながら観察した花はたまたま帰化植物ばかりとなりました。
これからも何度かは行くと思いますので、時間があるときは野草チエックくしてみようと思います。
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