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2014-01-08

014年散策始め、山繭とウスタビガ

最後に、やはりこの時期の歩きでしか見られない、綺麗なものを見られるのを期待していたのですが、どういうわけか行き道では見つけることができませんでした。

だのに、帰り道に持参のコーヒーを飲んでいて、何気なく見上げたら探していた緑の宝石が見えました。

P1029598

↑しかし、この青い繭はいつも見ているウスタビガの繭とどこか違いますね。

う~~ん??

しばらく考えて、ブログ仲間の方が去年か一昨年の記事にヤママユガの繭を紹介されていたのを思い出しました。

P1029599↑帰宅してから検索して確かめてみました。

すると、やっぱりこの繭はヤママユガの作った繭のようです。

山繭というのは独特の緑色の絹糸を紡ぐことができる繭で、織物の世界では天蚕と呼ばれ、大変高価で貴重な織物になります。一反が100万円を超えるという・・・いえいえもっと高級な生地がこの繭からつくられるんですね。子供のころから絹織物とかシルクというものに人一倍憧れがあったので、かなり以前から天蚕という言葉は知っていましたが、実物の繭を見たのはこれが初めてでした。

ちょっと感激ですね。

食草はコナラやクヌギだそうで、この近くにはコナラも多いです。

P1029618その後は、ウスタビガの繭も何度か見ることができました。

行き道でも気をつけて探していたつもりなのに、さっぱり見つからず、今年はもう会えないかと思っていたら、帰りには3~4個も見ました。

P1029622↑こんな綺麗な色のウスタビガも見られました。

ウスタビガのほうは山繭のように糸になることは少ないようですが、それでもこの綺麗な色は何とも言えません。

P1029623↑こんなに綺麗な色だと、まだ中に虫が棲んでるのかな?と思えてきます。

P1029600この日のコーヒーの小さめポットはゴールド色でした。

新年早々、キッチン用品の福袋を買ったら、入っていたものです。

何か幸先良さそうな色で気に入りました。

P1029624↑まるで生けられたように、見事に枝垂れているツルウメモドキ・・・・・。

P1029625↑驚いたことに、道の傍らにはキツネノボタンが咲いていました。

この時期、色のついたものを見ることは珍しいのに、今年は色鮮やかな木の実に加えて色のついた花まで見られたのです。

年末に寒波が訪れた割には、見るべきものの多い初散策でした。

何しろ、手袋も毛糸の帽子もつけてないのに寒さを感じることもなかったのです。

P1029634帰りの車道沿いでは、もう青々と茂り始めた麦畑の向こうに夕日が落ち始めていました。

冬は落日が早いので、早めに帰宅しなければならない主婦でも、綺麗な夕日が眺められる季節でもありますね。

 

 

 

コメント

keitann様 こんにちは
ヤママユの殻とカラジッコを一どきに見てしまえるなんて、ラッキーでしたね。
やはり四国は東海地方よりも余程、自然豊かなところなんだなぁ・・・と実感しました。

金色のポットは猟銃の薬莢かと思いました。
ツルウメモドキは確かに芸術的ですね。

入り日の情景は郷愁を誘います。
「早く帰らなければ・・・・」という風に感じさせられてしまいます。

ぶちょうほう様、こんばんは。

これまででも、ウスタビガの繭のほうは毎年このルートでは見ていたので
そちらは今年も見られるだろうと確信していました。
でも、それよりも早く、山繭のマユを先に見ることができましたよ。
いつだったか、御ブログで拝見させていただいたことがありましたね。
絹糸を取る山繭のことは知識としては知っていたので、これが見られたのは
ほんとにうれしかったです。
冬場に県内の山地を歩いていると山の高低を問わず、ウスタビガに良く会います。
コナラの山がまだ結構残っているからでしょうか。
そういう目で見れば四国は自然が残っていると言えそうですね。
金色のポットは福袋に入っていて、色は選べなかったのですが、一人でちょっとした
山に入るときは300mlという量がちょうど良いかもしれません。
昨日も夕焼けの色合いが何とも美しく、買い物帰りにこういう光景を見られるのは
小さな幸せですね。

こんにちは。
やはり冬の散歩で見つけたいひとつですね。
私もウスタビガの繭は見つけましたが、まだヤママユガの繭は見たことがありません。
今年こそ、見つけてみたいものです。

多摩NTの住人様、こんばんは。

ウスタビガの繭に比べると、ヤママユのほうはぐっと少ないように
思います。
今までウスタビガのほうは何回となく見ていますが、ヤママユのほうは
この10年あまりの散策で初めてでしたから・・・。

でも、歩いているうちにきっとご覧になれる時もあるでしょうから、そのときを
楽しみに歩かれてみてくださいね。

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