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2014-01-26

瀬戸内の佐柳島へ、その4、剣山系が見えた?

 友人と二人で、海岸沿いの道を歩いていたら、昼間はそれほどでもなかった四国の山脈がはっきりと見えてき始めました。

遠望は昼間よりは夕方のほうがよく利きます。

肉眼ではあまりに遠いので、はっきりとは見えづらいのですが、相当遠くまで見えているようです。今年の冬は特に剣山系も石鎚山系も雪が多いので、神々しい感じがします。

 

P1160148

手前に見えているのは黒戸山や志々島などです。

讃岐の山々の同定が可能な方は、後方の阿讃山脈越しに見えている高山の同定にチャレンジされてみてください。カシミールをお持ちの方なら簡単でしょうね。

私はカシミールを持ってないので、地図を見ながらの推測ですが、三嶺や剣山も見えているのではないかと思います。

P1160150

↑と同じような画像ですが、もう一枚アップしておきます。

海に近い、我が家辺りからも矢筈山は見えるのですが、剣山系は矢筈山などに隠れてみることはできません。それが沖合15キロの佐柳島からだと剣山系まで見えてしまうのだと、初めて知りました。直線距離にすると60キロ以上離れていると思うのですが・・・。

 

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もう一枚、かなり広範囲を入れての撮影です。

大麻山や山条山も見えています。

P1160151

海沿いの道を港から東に歩いていくと、かなり大きな神社があります。

これは八幡神社ですね。

P1160153

 

↑今ではもう使われてない郵便局跡。

建物は綺麗なので、最近まで使われていたようです。

向こうから歩いてくる島の方にお会いしたので、駐在所の有った場所など伺いました。

そして、長崎港までの所要時間をお尋ねしたところ、往復1時間かかるそうで、最終の船の時刻を考えると、ちょっと無理みたいです。

 

 

P1160154


駐在所があった場所まで、歩いて見ました。

と言っても、徒歩2~3分もかかりません。

友人は、近くの浜辺にイカナゴを干してあったのを記憶しているそうで、その浜辺も見てきました。

↑その浜辺からはちょうど正面に広島が見えています。

P1160156

浜辺から逆に佐柳島の最高峰と思われる高登山方面を見上げてみました。

先ほどお会いした方に山頂まで行けるかどうかお尋ねしたら、昔は歩けたけど、今はイバラが多いし、見通しが利かないので、難しいでしょうとのこと。見たところ、山に生えている木は常緑樹ではなく、ほとんどがコナラなどの落葉樹のようですね。

佐柳島には山らしい山はないのだろうと思っていましたが、もっと下調べしておけば良かったです。

P1160157

海に沿っててくてくと歩いていると、学校の建物が見えてきました。

向こうに見えているのは、岡山の山です。

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まるで、小豆島の二十四の瞳で有名な岬の分校さながらの木造校舎でした。

友人のお姉さんは当時すでに小学生で、この学校にも通われたとか・・・。

P1160160

建物のこちら側を歩いているのですが、こちら側と向こう側の二枚の窓ガラスを通して海が見えます。やはり島の学校ですね。

P1160162

この日は帰りの船の時間の関係で、学校を見たら港へ帰るということに決めていました。

港までゆっくりと歩いていると、やっぱり正面に黑戸山と天霧山が見えていて、その姿に見惚れてしまいました。

港の待合所に入ると、島の方が何人かいらっしゃって、話が弾みました。

「猫の写真を撮りに来たの?」と皆さんに尋ねられました(^_^;最近は猫の写真を撮りに来る方が多いんでしょうね。確かに、猫も好きなので、猫の画像もいっぱい撮りましたが、佐柳島に来たいというのは何年も前からの願いでした。

両墓性など、特異な風習も残っている島なのですが、その見学はまた次回への持ち越しとなりました。

瀬戸内の島は小豆島や直島など一部の観光スポットの島を除いては、どこも眠っているような島ばかりですが、時間が止まったような独特の雰囲気は島に来なければわからない雰囲気ですね。

粟島のように陸から近い島とも、一種違う雰囲気でした。

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定刻の17時10分、フェリーが入ってきて、私たちも船に乗り込みます。

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船で夕日をと期待していましたが、雲があって、真ん丸の夕日は見ることができませんでした。

帰りは一階の船室で、座ったり寝たりできる絨毯敷きの場所に座りました。持参のコーヒーを飲みながら、友人とあれこれ話しが弾みました。

この冬中には無理かもしれませんが、もう一度訪れてみたいと考えています。

 

コメント

こんにちは。
瀬戸内海の旅は楽しそうですね。
海を見るのがとても好きですが、多摩には海が無く残念です。
夕陽に輝く海が綺麗ですね。

keitannさん こんばんは

まだ行っていない佐柳島、高登山は登ってみたい島の山の一つなんですが、行きそびれてます。猫が多い島だとは聞いてましたが、想像以上に多いですね。
島の人口よりも猫口のほうが多いとか、ジョ-クかと思ってましたがレポを読んでると本当のように思えてきました。
山座同定にチャレンジしてみました。
早速カシミ-ルでカシバ-ドウォッチを試みたのですが、残念ながらわたしのでは剣山や三嶺を確認することはできませんでした。
距離が遠すぎるのか、剣山係の山並みが画面に出てこないんだわ。
写真では烏帽子山から落合峠を挟んで矢筈山の山並みははっきり見えてます。
たぶんその後ろに三嶺や剣山があって肉眼では見えたとは思うのですが、写真では霞んでるようですね。
島へ渡らないと見えない素晴らしい景色です。
折を見てわたしも行きま~す。

多摩NTの住人様、こんばんは。

海に近い場所に住んでいるので、海と夕日を見られる機会は結構あるほうですね。
多摩は確かに海までは遠いので、海に沈む夕日を見るとなると泊りがけで行った
ほうが良いかもしれません。
昨日も実家に行くのに、海沿いの道を走りました。
その前の日も確か、海沿いの道を走りました(^_^;
讃岐では海と低山だけは身近な存在です。

むらくもさん、こんばんは。
遠路はるばる出張していただいて恐縮です。

夕べはコメントに返事を書いた後でブログアップしたら、むらくもさんの
コメントに気づかず、お返事が大変遅れて申し訳なかったです。

佐柳島に高登山と言う山があるとご存じだっただけでも、私より上出来ですよ。
私は佐柳島には山らしい山はないとばかり思い込んでいたので、上陸して
びっくりでした。
猫はほんとに多いです。
どこからか、出てくるのには驚きました。
山座同定、試みられたんですね。
そうですか、カシバードにも出てこないんですね。
私は四国地図(紙の道路地図)上に物差しで佐柳島から線を引いて、同定してみました。
佐柳島から黒戸山付近を通り、南に線を引くと丁度三嶺付近に達します。
手前にもう一つ山脈が見えるのが、烏帽子とか矢筈とかの祖谷の山々かと思います。
画像がクリックしても大きくならないようですね。
オリジナルサイズの画像を後ほど、むらくもさんのアドレスにお送りしておきますので
ゆっくりと同定されてみてください。
今日も天気が良かった割には、遠くの山が霞んでましたね。
私たちが行った日は快晴と言うほどではなかったのですが、気温が低めだったので、
遠望が良く利いて、ほんとにラッキーでした。

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