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2014-01-27

讃岐富士番外編、山条山へその1、宗吉瓦窯跡から

1月19日は快晴というわけではないですが、まずまずのお天気でした。

午後からは炬燵に入って、男子駅伝など見ていたのですが、一生懸命走っている選手たちを見ていたら、自分も体を動かしたくなってきました。時刻は13時過ぎで、、里山ぐらいならこの時間からでも軽く登れます。

この前から気になっていた三豊の山条山と江甫山(つくもやま)に登ってみようかと考えました。山条山があるのは三野町で、観音寺の江甫山までは移動時間は30分程度と思われます。どちらも標高は200m足らずで、一時間もあれば登って下れるはずです。

山条山は実家からも良く見えるし、詫間や三野町方面を走る際にも何年も前から気になっていた山です。地元の人はとんがり山とかとんぎり山とか呼んでいるようです。私自身も正式な名前を知ったのはつい最近のこと。

P1190238

行動食とコーヒーは自宅から持参しましたが、やはりお茶も要るかと思い、途中でお茶など調達して登山口である宗吉瓦窯跡付近に着いたのは14時12分のことです。

↑車は道の傍らの邪魔にならない場所にとめたときに撮影した山条山の画像です。後で調べたら、登山口の駐車場がちゃんとあるようです。

山条山の登山口が宗吉瓦窯跡の裏にあるというのは、つい最近、高校時代の友人に教わったばかりです。

宗吉瓦窯の資料館は友人のご主人が世話役をされていることもあってオープン当時から何度か訪れていて、そのたびに背後に見えている山条山が気になってました。資料館は正式には「宗吉かわらの里展示館」というようでHPはこちらです。入館料はわずか100円ですから、興味のある方は是非訪れてみてください。

P1190239登山口に向かって歩いていくと、正面にその前の週に登ったばかりの爺神山が見えています。爺神山と山条山は峠一つを隔てただけで、昔は仲よく富士山の格好をした山が二つ並んでいたことでしょう。

白い屋根のついた階段状の施設が見えていますが、まずはあそこを登ります。

P1190241
先ほど見えていた階段は紀元7世紀に藤原宮のために瓦を焼いていた窯を復元した横につけられているんですね。この地が古くから開けていたことの証です。

 

そして、重い瓦を運んだ手段はもちろん海上輸送つまり船なのです。

ということは、今は平野部となっているこの辺りは、昔はすぐ近くまで海だったということなのですね。何年も前に友人のご主人にその話を聞いたとき、ちょっと驚いたものでした。

P1190242階段を登ると、すぐ下に見えているのが宗吉の「かわらの里展示館」で建物の裏が見えています。

その向こうの低い山は葛ノ山というそうで、私はつい最近、友人に名前を教わりました。

実家の氏神様はこの山の麓にある「横山神社」という神社なので、横山という山名なのかとばかり思っていました(^_^;

P1190243東の方角…正確には北東の方角ですが、天霧山から弥谷山、黒戸山、貴峰山、毘沙古山などが見えています。
私にとっては馴染み深い山々です。

P1190244階段を上がると、山すそを巻くように道がついていて、祠が見えます。

2年ぐらい前に宗吉で薪能が演じられたことがあって、私も見学に来たのですが、早く着きすぎて時間を持て余して、この辺りまでは様子見に来たことがあります。そのときもここから山に登るのだろうか?などと推測したりしていました。

そのまま、祠の横を歩いていくと・・・・

P1190246ため池へと通じる道だったようです。

これは、間違ったかな?と思っていたら・・・

P1190247池に出る手前の山側に↑のような登山口の表示がありました。

やれやれ・・・・これで合ってたようです。

P1190247_2貼られてあった地図を良く見ると、何やら周回コースがあるようです。

それを見ると坂越という場所に下山してくるようですが、坂越という地名は聞き覚えがありません。ですが、この辺りは土地勘が少々あるので、どこに下山してとしても、なんとか車まではたどり着けるはずです。状況次第で周回コースを歩いて見ようかという気になりました。ただ、周回コースを歩くとなると、時間がかかるので、江甫山は無理です。

早速、登り始めますが、時刻は14時17分です。

P1190248立木に赤テープやら緑テープやらが賑やかについています。

P1190249斜面は落葉樹と常緑樹が適度に入り混じった林になっていました。

道はアベマキの葉っぱが落ちて落ち葉の道です。

P1190250この辺りの里山に多い、カクレミノの木です。

カクレミノは山の木だとばかり思っていましたが、最近義弟宅の庭にも植えたようで、庭木として植える人もいるのだと知って驚きました。

葉に変異が多いので、慣れないと見分けが難しいかもしれません。

P1190251山条山は山頂直下は傾斜がきついのですが、下のほうはそうでもないようで、最初はなだらかな傾斜が続きます。

上から小学低学年ぐらいのお孫さんを連れたおじいさんとおばあさんが下ってこられるのに会いました。おじいさん、おばあさんと言っても、私より少しだけ年上と言う感じの方たちで、やはり近くに住んでいるのですが、この山は初めてなんですということでした。

私が山復帰した10年ほど前には里山に登っても出会う人は皆無だったのが、最近はときどき人にお会いします。やはり山ブームは根付いているようです。

P1190252コナラに似ているけど、コルク質がコナラより分厚く、どちらかというと低山に多いアベマキの木です。

アベマキの葉っぱはコナラの葉っぱより大きくて分厚くて、この上を歩くときは良く滑るので、注意しないといけません。

P1190254歩きやすい道が続きます。

この日は気温低めで、私にしては珍しく、ダウンを着たまま登りました。

P119025514時30分、分岐が見えてきたようですが何の分岐でしょう?

右手にも道が見えています。

 

P1190256右手の道の分岐のところに「駐車場への近道」とありましたが、駐車場ってどこの駐車場?

このときは道端に車を停めたので、わかりませんでしたが、今から考えると登山口用の駐車場とということですね。

P1190259↑山桜とハゼの合体した木だそうです。張り紙がありました。

P1190260
株立ちのヤマザクラも見えます。

ヤマザクラが株立ちになっているなんて、珍しいと思いましたが、張り紙にはなんて書いてあるんでしょう?読まずに通過してしまいました(^_^;

 

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