エヒメアヤメのお花見で2座周回、その6、山頂の展望
今から山頂へ上がろうというときに、これほどすっきりと晴れあがるなんて、なんと運が良いんでしょう。
↑瀬戸内海の絶景を激写するRさん。
今度こそ、ほんとに晴れたようです。
予報では午後から晴れとなってましたから、もう天候の急変もなさそうです。
ところで、↑画像の上部に黒々と何かの木の枝が写っていますが、これが恵良山の有名なイブキビャクシンだったようです。私たちは正規の登山口から上がらなかったので、このときはわからなかったのですが、後ほど登山口に下りたときに「恵良山には松山市の天然記念物となっているイブキビャクシンの自然林がある」と書いてありました。
そして、私の目には小さな黄色い花が飛び込んできました。
これ、ヤブサンザシです。つい数日前に香川の海辺の山で見たばかりなのです。
ヤブサンザシも香川の山ではあまり見かけないと思うので、撮影します。
調べてみると松山市の絶滅危惧ⅠB類になっていました。全国的にも個体数は少ないようです。
先ほど休憩したお堂の前には「恵良城跡」とありました。
なるほど、海辺に近い展望の良い山ですから、山城にはもってこいの立地ですね。
いよいよ、ザックはお堂に置いて、山頂に登ることにします。
画像を撮るのを忘れましたが、お堂の裏手に木製の小さな鳥居があって、そこをくぐって登ると山頂に行けそうです。
天気も良くなったし、山頂の展望が楽しみです。
鳥居をくぐると直ぐに、道が分かれていて、私たちは左の巻道っぽいほうを辿りました。
↑は巻道を登ってくるPさんとRさん。
ちょっとした岩場のような場所を登ると・・・・・
なんとまぁ、鎖場がありました。
と言っても私たちは巻道をたまたま登ってきたので、鎖をよじ登ることはしなくて済みましたが、鳥居をくぐった後、真っ直ぐに進めば鎖場を登ることになったようです。
鎖場の長さは10mほどでしょうか。
上を見上げると小さいながらも社殿のような建物が・・・。
後で調べたら、これは白石権現のお社だそうです。
山頂に小さいながらも立派なお社が建っているものですね。
お社から右手に回り込むと、山頂標識がありました。
後ろには青い海も見えて、展望が良さそうです。
4等三角点もありました。
山頂はぐるりと回れそうなので、歩いていくと、絶景が広がりました。
画像をトリミングしてみると、北条に来るまでに車窓から眺めた太陽石油のコンビナートまで見えています。遠くに見える山は本州の山なんでしょうか?
もう少し移動すると、下のほうに浅海の町と思われる人家も見えています。
島の多い備讃瀬戸と違って、この辺りから眺める瀬戸内海はまた一味違うような気がします。
恵良山のお社の裏手がほんとはいちばん高い場所のようで、そこにも登れるようなので登ってみたら、松山ハイキングクラブの山頂表示がありました。
先ほど腰折山から眺めた鹿島方面も見えています。
で、この画像にも天然記念物のイブキビャクシンが写っていますね。
針葉樹には疎いので、このときにはあまり気づきませんでしたが・・・。
ビャクシンと言えば石立山にもありましたが、あれと同じものなのかどうか?時間のある時にでも調べたいですね。
こちらはイブキビャクシンと恐らくイタビカズラだと思います。
そして、先ほども見たヤブサンザシが山頂では大群生でした。
ガスが見る見る間に上がって行くのは高縄山のようです。
腰折山から眺めたときは山頂がすっかり雲に隠れていて、どこの山かわからなかったのですが・・・。
高縄山は標高1000mほどだと思いますが、案の定、ちょっと高い山は天候も悪かったようです。やはり低山にして正解でした。
下りは鎖場を下るというのも、ちょっと食指が動きましたが、安全第一を考えて普通に巻道を下ります(^_^;
ザックを回収して、正規の登山道から下山し始めたのは11時52分のことでした。
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