東光森の紅白アケボノを見に行く、その6、下山とキシツツジ
休憩を終えて、最後の下りにかかったのは14時27分のことでした。
山頂方面を振り返れば、青空を背景に、登りの時とはまた違った趣で東光森が見えました。
東光森の南側にもたくさんの山々が見えていますが、この山域は私はほとんど足を踏み入れてないので、どれがどの山やらわかりません。
標高1000m~1500mの山がたぶん、この界隈は多いんでしょうね。
こちらは東光森の北西斜面だと思いますが、アケボノのピンクが斜面を彩っていて何とも華やかです。
アケボノに負けじとばかり咲き誇るミツバツツジです。
花期はアケボノより少し遅いと思うのですが、この日の歩きではどちらもが甲乙つけがたく咲き競っていました。
満開のミツバツツジの中を下って行くMさん・・・。
ピンクの濃淡に彩られた斜面を眺めながら「きれい」という言葉しか出てきません。
シャクナゲは気のせいか朝より蕾が膨らんだような?
向こうに見えるのは大座礼方面です。
かなり下ってきて、新緑が目につきます。
ブナの若葉が西日を受けて、朝とは違い撮影しやすいです。
最後の余韻を楽しむPさん・・・。
アサマリンドウの芽がもうこんなに大きくなっていました。
秋にはアサマリンドウが楽しめそうですね。
下山時刻は15時12分でした。
登山口から山肌をもう一度見てみると、やっぱりピンクの量が朝より多くなったような?
リョウブの芽吹きの色が手前に入ってしまいました。
山頂でPさんがMさんと私にビールをご馳走してくださったので、帰りの運転は奥さまのPさんが担当してくださいました。
途中、筏津に立ち寄ったのですが、↑のコンロンソウが真っ白に群生していました。
この花は香川では見ませんが、徳島や愛媛の山に5月初めに行くと、車道沿いを真っ白に縁取っています。
床鍋付近を走っていたとき、車窓から南側に↑のような眺めに気づきました。
この日登ってきた東光森が見えているんですね。
いつも東赤石の右コースを登るとき、見えているのはやはり東光森山だったのだと、これでわかりました。
やはり山は登ってこそ、初めていろいろなことがわかるものです。
朝は銅山川の岸辺にキシツツジをたくさん見ていましたが、日が射してなかったので、帰りに見ようということになっていました。
丁度、通りすがりの場所に、岸辺に下りられるところが見つかったので、下りてみました。
↑、岸辺の岩肌に無数に咲いているキシツツジです。
幸い、簡単に渡渉することができたので、キシツツジを近くで見ることができました。
優しい色合いのピンクのツツジです。
いつも遠くから眺めるだけだったので、初めてこんなに近くで見られて嬉しかったです。
サツキの花も自生の株は川辺に咲くと言いますが、こんな感じに咲いてるのでしょうか。
花つきの良い見事な株です。
↑法皇山系の1500m級の山を背景に撮ってみました。
もう充分、花を見たと思ったのに、帰り道に金砂湖付近でトイレ休憩した時に、オンツツジの花が見えたので、これを最後に撮影しました。
四国はノギクも多いですが、ツツジの種類と量もどこにも負けないとあらためて感じました。
結局、この日はツツジ以外の花はほとんど撮影してないという、こんな日も珍しいです。
まさに朝から夕方までツツジ三昧な一日となったのでした。
コメント