ヒカゲツツジ&イシヅチザクラのお花見山行、その2、断崖のアケボノ
瓶ヶ森林道は車を停めずに走ると、1時間あれば土小屋まで行くのですが、道沿いにはいろいろな花が咲いているし、展望も最高なので、ついつい車を停めて撮影してしまいます。
この日は天気の良かった土曜日に続いての日曜ということで、予想していたよりは車も少なかったですが、それでも土小屋方面へと次々と車が走って行きます。
早く行かないと駐車場が一杯になってしまうと思いながらも、素晴らしい景色が次々と目の前に現れ、ついつい撮影してしまいます。Pさんも私も花と撮影というまったく同じ趣味なので、止める人がいないのが困ったものです(^_^;
↑のようなピンクの濃淡が急な斜面に咲いているのが見えました。
稜線がすぐそこに見えているという場所で、この辺りは瓶林でもガスの良く出る場所ですが、この日はすっきりと晴れあがっています。行きは晴れていても帰りは真っ白なガスの中というのも良くあることなので、ここは晴れているときに撮影しなければいけません。
先ほどのピンクの濃淡は、近づいてみるとどうやらアケボノと桜のようです。
ですが、他の木が邪魔になって桜がイシヅチザクラなのかただのヤマザクラなのかが肉眼ではどうしても見分けがつきませんでした。
こうしてパソコンのモニターで大写しにしてみると咲き方はどうやらイシヅチザクラのように見えます。それにしてもイシヅチザクラにしてはずいぶんと大きな株でした。
眼下すぐにはヤナギの芽吹きも見られて、これも可愛いですね。
筒上と手箱を3週連続で眺めることができました。
先ほどのアケボノとイシヅチザクラらしい桜の咲いている斜面の遠景です。
何とも綺麗な光景でした。
瓶林から眺める高知方面の風景です。
笹原と連なる山なみはいつ眺めても素晴らしい一言に尽きます。
林道沿いの草原にはピンクのシハイスミレがちょこんと2輪咲いていて、可愛かったです。
やがて、フロントガラスの正面に子持権現の特徴ある姿が見えてきました。
この画像からはわかりませんが、子持権現もアケボノが多くて山腹がピンクに染まっていたんですよ。
遠くにアケボノのピンク、手前にミツバツツジの紫色を帯びたピンクです。
子持権現の向こうに石鎚の姿も見えてきました。
石鎚にも何か所か雪が残っているのが見えます。
石鎚の左肩に見えているのは二ノ森でしょうね。
ますますアケボノのピンクが目立ってきました。
山に登らずとも林道をドライブするだけでお花見ができるというのが頷けます、
Pさんが、教えてくれたアケボノの絶景スポットです。
正に断崖絶壁と言うべき場所に咲いているだけに美しさが強調されます。
アケボノの部分をズームしてみました。
目を山側に向けたら、ここにもイシヅチザクラが咲いているのに気づきました。
下向きに咲く小さな花です。
オオカメノキも身を乗り出すように咲いています。
車でで走るだけで、ほぼすべての花を楽しめるんですね。
振り返ると、朝日に笹原が輝いていました。
そして笹原の中にもアケボノが・・・・。
いつも筒上のゴヨウツツジを見に来るころにはほんの数株が咲き残っている程度でしたが、少し早く来るだけで、これほど素晴らしい眺めが楽しめようとは・・・・。今年は例年になくツツジの当たり年ということもあったのでしょうね。
前回の記事のトップ画像にアップしたイシヅチザクラとアケボノを撮影したのもこの場所でした。
林道沿いにはワチガイソウまで見ることができました。
↑瓶ヶ森付近の工事個所と思われる場所です。
瓶ヶ森付近の展望台から眺める子持権現です。
ここもアケボノが多いですね。
展望台からの石鎚を撮影したら、これ以上は車を停めないことをPさんと2人で誓って、土小屋へと急いだのでした(^_^;;
こんにちは。
山の中腹を飾るピンク色がとても綺麗ですね。
そのメンバーならもし私が入っても、止まることが多いでしょうね。
投稿: 多摩NTの住人 | 2014-05-27 08:08
keitann様 こんにちは
素晴らしい眺めが早や車でのアプローチで見られるなんて、これはとんでもない事ではないでしょうか。
この上に山に入ったら身近にどれだけ素晴らしい花が出てくるのか想像がつくようなつかないようなことです。
四国の山は中京圏とは違い、まだまだ自然が色濃く残されているようですね。
投稿: ぶちょうほう | 2014-05-27 20:15
多摩NTの住人様、こんばんは。
この瓶ヶ森林道は毎年、走っているのですが、今年ほど素晴らしい
眺めを楽しんだのは初めてでしたよ。
植物好きな人なら、車で走るだけでいろいろな植物を見ることができる
素晴らしいコースなのでお勧めですよ。
もし、リタイヤ後に四国においでになるようなら、ご案内しますよ。
投稿: keitann | 2014-05-27 22:06
ぶちょうほう様、こんばんは。
普通のアプローチなら山すそからある程度の高さまで登って行くだけですが
この瓶ヶ森林道は走り始めの標高が1000mあり、そこから標高1500mの
石鎚登山口である土小屋というところまで通じています。
ですから、常に標高1000m以上の場所を通っていて最高地点は1700m近く
あるようです。
石鎚山系の山を間近で見ることができるので、山登りしない人でもアケボノツツジなど
絶景を楽しめます。
四国は人口が少ないので、この素晴らしい林道も通行量はそれほどでもないようです。
なので、自然環境もある程度守られているのでしょうね。
投稿: keitann | 2014-05-27 22:12