ヒカゲツツジ&イシヅチザクラのお花見山行、その3、土小屋から歩く
結局、土小屋に着いたのは8時52分でした。
寒風茶屋を7時に出て2時間弱もかかっていますから、1時間は撮影していたということですね(^_^;
駐車場は幸い、何とか確保できました。
この日はバスもずいぶん多くて、4台ほどのバスが駐車していて、私たちが車を駐車したすぐ後ろには広島ナンバーのバスが停まっていました。さすがに百名山ともなると、四国外からもたくさんの人が訪れます。
土小屋から、朝は石鎚が見えていても下山してきたら見えないというのも良くあることなので、見えているうちに撮影しておきます。
用意をする前に、土小屋のトイレをお借りして車まで歩いていたら、、野鳥が柵にとまっているのを見つけました。
シジュウカラの仲間のようですが、とりあえず姿を撮影しておけば、帰宅してから調べられます。
ネクタイ模様がないのでヒガラのようです。
冬場は野鳥を良く見かけますが、この時期も気を付けていると、結構見るものですね。
瓶ヶ森と、西黑森の姿も下山後は見えないことも多いので、見えているうちに撮っておきます。
団体さんが登る前にしっかりと体操をしていましたが、いよいよ集合して今から登り始めるようです。
いつもの土小屋の光景ですが、この日は気候の良い5月の週末だけあって、人も多いです。
車まで帰る間にもウリハダカエデの花を見ました。
登山口を歩き始めたのは9時18分でした。
5時半集合にしてこの時刻ですから、早めの出発にして正解でしたね。
いつもだと、土小屋からはたいていの人が石鎚目指して歩き始めますが、この日はアケボノの開花時期とあって、こちらの岩黒方面を目指して歩いてくる人も多くて驚きました。
岩黒はアケボノのお花見スポットとしても有名なんですね。
すぐ前を登っておるグループは倉敷から来られているということでした。
歩き始めてすぐに、いつも見ているコヨウラクツツジが今年も出迎えてくれました。
コヨウラクツツジは花期が長くて、ゴヨウツツジを見に来る6月上旬でもまだ綺麗に咲いている花です。
ジグザグと登って行くと、10分もしないうちに後ろに石鎚が見えてきます。
途中の斜面にアケボノツツジのピンクが1株目立っていますね。
Pさんがウグイスが木の枝にとまっているのを教えてくれました。
↑なるほど、ここからウグイスののさえずっているのが聞こえます。
ウグイスってたいていヤブの中に潜んでいて、鳴き声しか聞こえないので有名な鳥ですが、たまにはこんな木の枝にとまることもあるんですね。
姿はずいぶん地味な鳥で、おまけに木の枝の細かいのが邪魔をして、これが精いっぱいでした。
石鎚を眺めるPさん。
この日のウエアはアケボノツツジに合わせてピンクにしたそうです(^_^;
気のせいか、今年は登山道沿いのササをずいぶん刈り込んでくれてあるような??
石鎚山系の登山道もここ数年、とても歩きやすくなったような気がします。
青空にオオカメノキの真っ白な花と、ダケカンバの赤っぽい幹です。
尾根の東側を巻くようになってくると、アケボノの見事な株が出てきます。
いつもはゴヨウツツジの頃に来ることが多く、アケボノはたいてい終盤の姿しか見られないですが、今年は早めに来てみたので、まだまだ綺麗ですね。
もう7年ほど前に学生時代の山仲間のS君が教えてくれた瓶ヶ森とアケボノをツーショットで撮影できる場所のアケボノは木が古くなったのか半分枯れていました。
1つの撮影スポットが失われましたね。大きな木で見事だったんですが・・・。
遥か下に、先ほど車で通過したよさこい峠が見えます。
そろそろブナ林へと差し掛かります。
ここは標高が高いので、芽吹きがまだ始まっていません。
根こそぎ倒れてしまったブナの大木・・・。
これだけの大きなブナが倒れたのは寿命??
私はこの日は一日で1000枚近く撮影していて、後で驚きましたが、私に負けないほど撮影枚数の多いPさん・・・。
いつもカメラを構えてますね。
ブナの向こうにアケボノのピンクが透けて見えてきました。
ちょっと急な坂を登りきると、そこは石鎚とアケボノのツーショットの撮れるスポットになっています。この木はまだ若そうなので、このスポットはあと数年は大丈夫でしょう。
アケボノの花を今年は4月下旬の豊受山で初めて見ていますが、その後、毎週のようにアケボノのピンクを見ていて、この日で4週連続この鮮やかなピンクとの出会いでした。
コメント