ワタナベソウ、コオニユリ、キツリフネ
7月上旬に、高知の山で初見の花ワタナベソウを見てきました。
山友達の方が、四国カルストに以前見に行かれたという話を聞いていて、名前だけは以前から知っていました。
天気が良ければ、歩いて登るところですが、残念ながら雨模様のお天気で、車で近くまで走りました。
傘を差して自生地にたどり着いた頃には、雨もほとんど止んでくれましたが、光の量が充分ではないので、↑のような画像が精いっぱいでしょうか。
開花株を見る前に、まるでモミジガサみたいな葉をしているのに、上がっている花芽はモミジガサとは全然違う植物があると思っていたら、それがワタナベソウでした。
モミジガサならキク科ですが、花の雰囲気はキク科とは似ても似つきません。帰宅して調べたら、ユキノシタ科ヤハタソウ属ということです。そのヤハタソウなるものを一度も見たことがなかったのです。でも、同じユキノシタ科のキレンゲショウマとどことなく共通したものを感じるのは私だけでしょうか。
ピンボケ画像をアップするのも心苦しいのですが、花の詳細を見るめにアップします。
典型的なソハヤキ要素の植物であることも、奇しくもキレンゲショウマと同じですね。
環境庁の絶滅危惧Ⅱ類です。
数年前に九州でワダソウというのを見たことがあり、同じような花かと思っていたら、全然違い、ワタナベソウのほうは予想していたよりずっと大きな植物でした。
後ろで咲いていたヤマアジサイとのツーショットです。
花色は淡い黄色で、優しい色合いでした。
ワタナベソウの葉の画像です。
↑でも書きましたが、花が咲いてなければ、モモジガサと間違えそうです。
道中の山すそでは、コオニユリが早くもあちこちで咲いていました。
普通、コオニユリと言うと草丈50センチぐらいと思うのですが、ここのものは1mはあろうかとい大株ばかりでした。
それでもズームした画像でもむかごが見えないので、大きくてもやっぱりコオニユリのようです。
1株に10輪以上の花を咲かせるような巨大株でした。
キツリフネも咲いていましたが、花色の黄色がずいぶん濃くて、こういう色合いのは珍しいと思いました。
↑群生で咲いている姿はキツリフネらしいです。
キツリフネは我が家でも数年前に株をいただいたのが、あちこちから出てきますが、閉鎖花が多くて、株数のわりに花は咲きません。
山のキツリフネは結構賑やかに咲いてますが、閉鎖花の割合はいくらぐらいなんでしょう?
ふとそんなことを思いました。
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