日浦~西赤石~前赤石、その1、ヒメシャラの花
6月最後の日曜日となった29日は、一人で西赤石を歩いて見るつもりでした。
というのも去年、同じ時期に東赤石~西赤石に縦走したものの、日浦に下ってくるころには日も暮れ始めて雨も降るという悪条件で、いろいろな花の撮影が充分できなかったのが心残りとなっていたのです。
ところが前日に山友達のPさんからメールが入って、Pさんご夫妻も西赤石にご一緒されることになったのです。
その4日前の25日に東赤石に登ったばかりなので、今回は花散策程度ののんびり歩きというつもりでしたが、時間があれば串ヶ峰まで行ってみましょうということで、集合時間は一応、早めにしました。
↑はこの日、思いがけず登ってきた前赤石山頂の様子です。
当日はPさん宅へ5時半に集合です。
高速は利用せずに、珍しく下道利用で法皇トンネルへ向かいます。
途中、金砂湖の水位がますます下がっているのが気になりました。梅雨時だというのに、あんなに水量が少ないのは今まで見たことないです。
日浦は25日に東赤石に登るときに駐車した瀬場よりもまだ西に10分余り走るでしょうか。
日浦到着は7時ぐらいだったと思います。
アケボノツツジもツガザクラも終わったこの時期の西赤石は、訪れる人も少なく、誠に静かなものです。私たちのほかには筑豊ナンバーの車が一台とまっているだけでした。
↑帰りに撮影した登山口の様子ですが、歩き始めは7時15分でした。
歩き始めてすぐの小さな沢筋に綺麗なブルーのヤマアジサイが咲いています。
考えたら、日浦から西赤石に登るのは久しぶりだと思います。
6月1日にも西赤石に登ったばかりですが、そのときは東平から登ったのです。
ヒカゲノカズラは山では良く見かける植物ですが、胞子嚢が見えたので、撮影してみました。
去年もヤマツツジが多いと思った西赤石ですが、歩き始めてすぐに鮮やかな色で咲いています。
向こうのほうにサワギクの黄色も見えているので、望遠レンズで引き寄せます。
と、思ったら、その後すぐに、道沿いで咲いていました。
接待館跡のレンガ塀です。
別子銅山の遺跡です。
そのレンガに割いているユキノシタ・・・。
何となく普通に咲いているより風情を感じますね。
道に白いツバキのような花が落ちているのを見つけました。
一瞬、白いヤブツバキ?と思いましたが、今の季節にツバキが咲いているわけがありません。
上を見上げると、咲いていました。
ヒメシャラの花です。
ヒメシャラやナツツバキの花は、山で咲いていても、なかなか見かけることがないし、樹高の高い木が多くて、望遠レンズでも撮影が難しいことが多いのです。
でも、このときは樹高5mほどのあまり大きくない木だったので、何とか撮影できました。
この日はキノコの仲間もずいぶん見かけましたが、これは小さいキノコです。
下の苔が瑞々しくてきれいですね。
つい一ケ月前には可愛い花を咲かせていたアカモノも実になっています。
この時期良く見かけるコナスビがこの日も咲いていました。
シロバナニガナも、終盤のようですが、何とか咲き残っています。
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